PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報宗教文化講座2021
PR
中外日報宗教文化講座2021

新しい生活様式

〈コラム〉風鐸2021年2月16日 13時14分

ポストコロナの具体的なイメージはいまだ明確ではない。しかし考えるヒントはある。京都・大原の自然の中で暮らす英国出身のベニシアさんの日常を追うテレビ番組を見て、感じることがあった◆感染症学者の鈴木潤氏は「細菌もウイルスも人類が誕生するはるか昔から地球上に存在していた。人類が自然を破壊し文明社会の範囲を広げてきた中で未知の細菌やウイルスと接触する機会が増えてきた」と言う◆人間が自然の領域を侵したために未知の生命体、あるいは構造体(ウイルスは自己増殖できないが遺伝子を持つ構造体とされる)と遭遇したというのであれば、人類が営々と築いてきた文明社会の生活様式を根源的に変えることでウイルスとの接触を回避できるのではないか◆身の丈に合わせて自然と共生するベニシアさんの生き方にウイルスとの闘いを引き起こす原因は見当たらない。人との距離も、生活のスピードや開放感も、何もかもがゆったりとした時間の中にある。人が密集し、経済活動が渦巻き、目まぐるしく時間が刻まれる都市社会の「3密」状態が生じる条件は何もない◆そう考えていくと、生きる場所を自然の懐の中に定めた自然回帰の姿がポストコロナの生活様式として現実味を帯びてくる。しかし時間を巻き戻すことも文明を後退させることもできない。自然回帰の生活は自らの選択に委ねられている。(形山俊彦)

みんなのうた60年

5月6日

「山口さんちのツトム君」「おしりかじり虫」など、多くのヒット曲を生み出してきたNHK「みんなのうた」が放送開始から60年だという。世代によってそれぞれ思い出の歌があるだろ…

ゴルフと煩悩

4月27日

カップのサイズは直径108㍉と決まっている。古い歴史があるゴルフのことだが、直径は120年以上も変わらない。初めは水道管のパイプを切って使い、それがちょうど良かったのだと…

花見文化を世界に

4月19日

今年の桜前線は例年より速足で日本列島を北上し、京都市内のソメイヨシノは1週間ほど早く3月末に満開となった。桜が見頃と聞くと落ち着かなくなる性分だが、昨年に続き今年も新型コ…

コロナ下の行動 問われる良識に基づく自律

社説5月7日

薄れる戦前への反省 「国体」を躊躇なく語る時代

社説4月28日

多様性の尊重 標準を押し付けない社会

社説4月23日
お知らせ
このエントリーをはてなブックマークに追加