PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報宗教文化講座2021
PR
中外日報宗教文化講座2021

ラジオと新聞

〈コラム〉風鐸2021年4月5日 09時18分

携帯電話の普及に伴い一般世帯での固定電話保有率が減少している。かつて街角に林立していた公衆電話を見掛けることもほとんどない。茶の間で父親が朝刊を広げる風景はすでに過去のものとなり、スマートフォンを持つ若者のテレビ離れも加速している◆戦後、テレビは東京五輪の熱波に乗って全国津々浦々に行き渡り、全盛期を謳歌してきた。一方、存在感を失うかに見えたラジオは、その後安定した聴取率を獲得し、働く人たちを中心に今も根強い支持基盤を維持している◆テレビは目と耳で視聴し、新聞は目と手を使って読む。ラジオは耳だけで、空気やにおいを感じるように情報を得ることができる。災害時に頼みとなるのもラジオである。テレビや新聞にない特性が時代の荒波を生き抜く最大の強みとなったのだろう◆新聞の特性は二次元ペーパー上に集約された情報を目で読むところにあり、一過性ではないから内容を再確認できる。しかしテレビやラジオのように情報を電波に乗せ、時空を超えて読者に届けることはできない。紙面を運ぶ流通手段をアナログシステムに依存している。ネット配信の必要性がそこにある◆次の時代を新聞が生き延びるためには、テレビにもラジオにもない紙媒体という特性を武器として生かせるかどうかにかかっている。その際問われるのは事実を掘り下げ、問題の核心に迫る取材力だろう。(形山俊彦)

我慢は禁物

6月8日

葷酒山門に入るを許さず。禅宗のお寺の門前でしばしば、「不許葷酒入山門」と書かれた石標を見掛ける。「葷」はネギやニラ、ニンニクなど香りの強い野菜のこと。これらと酒は、修行を…

現代人の脆弱性

5月31日

自然環境に適応して生存してきた人間は、見えない形で環境の変化による様々な影響を心と体に受けてきたと考えられる◆インターネットの普及や間接的なコミュニケーション、スキンシッ…

哲学者の神

5月24日

哲学者スピノザは「神に対する知的愛」を人間の至福の状態と考えた。ここに宗教的な深みを見る人は「神に酔える人」というスピノザ像に共感するだろう◆一方で、ユダヤ・キリスト教の…

コロナで相談急増 自死念慮者支える現場

社説6月11日

時の記念日 時間を尊び、守り、活かせ

社説6月9日

宗教施設の存続問題 法人解散も念頭に

社説6月4日
お知らせ
このエントリーをはてなブックマークに追加