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中外日報宗教文化講座2021
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重い荷物

〈コラム〉風鐸2021年4月12日 09時34分

春の季語でもあるランドセルは、確かに今頃の季節がよく似合う。真新しいランドセルを背負った小学生を目にすると、見ている方も初々しい気持ちになる。想像するところ、ランドセルの中にはたっぷりの期待が詰まっているに違いない◆期待が膨らみ過ぎたせいかどうか。いかにも重そうにランドセルを背負う児童も見掛ける。それもそのはずで、教科書など子どもたちが持ち運ばなければならない教材は実に多い。ある調査では、登下校時の小学生の荷物の重量は平均5㌔になるという。大人の通勤時の荷物は平均2㌔程度との別の調査もあり、倍以上の重さになる◆学校によって、教科書などの勉強道具を教室に置いて帰る「置き勉」を禁止しているところは多い。そのため、文字通り重荷との登下校を強いている事情があるようだ。過度な荷重が子どもの発育に与える悪影響を指摘する意見も根強い中、置き勉容認はなかなか広まらない◆政府は、学校教育における学習者用デジタル教科書の普及に本腰を入れている。2024年度にはデジタル教科書を本格導入するとしており、子どもの学習環境が大きく変わるのは間違いない◆学校教育のデジタル化については、健康面などから否定的な声もある。デジタルの利点を生かし、学ぶことへの初々しい期待が膨らむような配慮が求められる。勉強が重荷になっては元も子もない。(三輪万明)

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