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ゴルフと煩悩

〈コラム〉風鐸2021年4月27日 09時15分

カップのサイズは直径108㍉と決まっている。古い歴史があるゴルフのことだが、直径は120年以上も変わらない。初めは水道管のパイプを切って使い、それがちょうど良かったのだとか。「108」と聞くと、除夜の鐘、つまり煩悩の数を想像する人も多いだろう◆男子ゴルフの松山英樹選手(29)が、ゴルフの最高峰マスターズ・トーナメントで優勝した。戦前から挑み続けている日本男子勢として初のメジャー制覇だ◆松山選手は曹洞宗の関係学校・東北福祉大の卒業生。マスターズに初めて挑戦したのは大学2年生の時で、東日本大震災後は被災地の支援を継続している。近年も日本滞在中は同大が活動の拠点になり、住民票も仙台市のままという◆そんな松山選手がより強くなったのは「自分が正しい」という思い込みを捨てたことにあった。ほかの人の分析や意見を聞くために今年から自身にコーチを起用したことが大きかったようだ◆自らを信じることは大事だが「自分が正しい」と思い込むと、物事を見誤ってしまう。誰もがこうした煩悩に覆われていると説くのが仏教だ。108ある煩悩の一つ瞋(瞋恚)は自らの心に沿わないことに怒りを持つこと。つまり「自分が正しい」と思う偏った心だ。松山選手はゴルフを通じて一つの煩悩の殻を打ち破ったことで優勝することができた、と言ったら大袈裟だろうか。(赤坂史人)

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