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中外日報宗教文化講座2021 第18回「涙骨賞」を募集

野菜コンクリート

〈コラム〉風鐸2021年6月15日 09時22分

野菜の切れ端や果物の皮を原料にコンクリートよりも強い建築素材を開発した、と東京大生産技術研究所の研究グループが最近発表した。技術が実用化されれば、生ごみや食品ロスの減量、地球温暖化の抑制につながることが期待できるという◆発表によれば、玉ねぎやキャベツなどの生野菜をフリーズドライ(凍結乾燥)し粉砕後、様々な条件で加熱・圧縮成形すると、コンクリートよりも高い「曲げ強度」が達成できた。白菜では約4倍にもなった◆生野菜が熱圧縮で高い強度を得るメカニズムは「検討中」だが、食材中の糖類が熱で軟化し圧力で隙間を埋めるからでは、と予想。製造条件を調整すれば、原料の色や香りを保ち、粉末に塩や砂糖、調味料を加えて強度を維持したまま食用にもできるという◆同グループはがれきをコンクリートに再生する技術も開発しており、生ごみをコンクリートに代わる建築素材にできれば、年間約600万㌧の食品ロス、約1930万㌧の食品廃棄物を減らすことができると見込む◆完全植物由来の新素材製造技術は世界初という発表を日本メディアはほとんど取り上げなかったが、英国紙デーリー・メールが報じ、ユーチューブで話題になった。コメント欄は「ノーベル賞級の成果だ」「いや、イグノーベル賞だろう」。確かに植物コンクリートの建物はネズミにかじられないか、気になる。(士竪俊一郎)

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