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中外日報宗教文化講座2021 第18回「涙骨賞」を募集

吉報を届ける

〈コラム〉風鐸2021年6月28日 09時49分

かつて宮中では、女房言葉が言葉遊びのようにして用いられた。語尾に「もじ」を付けた「もじことば」もはやった。「ひもじい」は空腹を意味する「ひだるし」の「ひ」に「もじ」を付けたとされる◆これらは『御湯殿上日記』に残る。宮中における日々の儀式などについて約200年間にわたり書き継がれたもので、題名は天皇に仕える女官たちの控えの間が「湯殿の上」だったことに由来する◆今日6月16日は菓子を神前に捧げる「嘉祥の日」だった。諸説あるようだが、848(承和15)年6月、白亀が大宰府に献上され、吉報であるとの神託を受けた仁明天皇が、神仏に菓子を供えて「嘉祥」と改元したことに基づく。当時も疫病が流行していたという。以来、日本では6月16日、16個の餅や菓子を神前に供えて疫病退散を祈願する。この風習は明治時代まで続いた◆寺社には菓子や米等のお供え物が届くが、これらを貧困家庭の子どもたちに配る取り組みが広まりつつある。フードバンクやフードパントリー、フードドライブ――形態に多少の違いはあっても、菓子が届くことは子どもたちにとって吉報に違いない◆次代を担う子どもたちに「ひもじい」思いをさせてはならない。今日は故事に倣い、神仏に餅や菓子を供えてコロナ退散、子どもたちの身体健康を祈ってはどうだろうか。(赤坂史人)

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