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第18回「涙骨賞」を募集
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第18回「涙骨賞」を募集 翠雲堂

理想が先

〈コラム〉風鐸2021年7月2日 11時51分

「世界を救う」――。真偽はともかく、これが実業家イーロン・マスク氏の願いだという。ご存じの通りマスク氏は様々な事業を起こし、スペースXは民間企業で初めて有人宇宙飛行を成功させた。電気自動車テスラはトヨタの時価総額を抜いたことでも話題となった◆インターネットや宇宙事業で財を成した資産家と聞くと、時流に敏感な利にさとい人物だろうとつい思ってしまうが、人類と地球を救うという宗教家のような壮大な理想が事業推進の原動力だというのだ。だからこそ経営危機に直面しても諦めず、夢物語のような計画を実現できたのかもしれない◆近年、寺社のポテンシャルに注目して起業する若者が相次いでいる。話を聞くと「寺社がもっと活用されれば世の中がよくなる」と多くが口にする。社会貢献が第一で、そのための組織を動かす経費を稼ぐという考え方だ◆一時ブームになった経営学者ドラッカーの『マネジメント』には、企業は社会に役立ってこそ利益が生み出せるという趣旨のことが書かれていた。出版から半世紀が過ぎ、その仏教的ともいえる経営思想が広く浸透してきたとは考えられないか◆若い企業のウェブサイトには、会社の社会的使命を提示しているところが多い。クラウドファンディングでも自分の利益ばかり求める計画に資金は集まらない。改めて「済世利民」の言葉をかみしめたい。(有吉英治)

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