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中外日報宗教文化講座2021 第18回「涙骨賞」を募集

東西本願寺の違い

〈コラム〉風鐸2021年7月5日 09時53分

浄土真宗の教えに、罪悪深重の凡夫たる自覚という「機の深信」と、衆生救済の阿弥陀仏の本願という「法の深信」からなる「二種深信」という考え方があり、大谷派は機の深信、本願寺派は法の深信を重視するとされる◆大谷派の場合、例えば、同朋会運動は「絶えざる自己批判精神を本質とする」と言われたり、同派の言説に「問われている」という表現が多用される点に機の深信重視の姿勢が表れている。阿弥陀仏の智慧の光に照らし出された「この私」の有り様を取り上げる傾向が強い。一方、本願寺派では法の深信を説いて、阿弥陀仏への報恩感謝を強調することが多い◆これを巡って大谷派の僧侶から「本願寺派の法話はありがた話ばかり」、本願寺派の僧侶から「大谷派は『問われている』と言うばかりで安心がどこにあるのか分からない」と悪口めいた批判を聞くことがあるが、それだけ両者が意識し合っていることの表れだろう◆ある布教使から「大谷派の寺院が多い北陸で法の深信の話をしたら『物足りない』と言われ、本願寺派の安芸門徒で知られる広島で機の深信の話をしたら『厳し過ぎる』と不評だった」との話を聞いたこともある◆コロナ禍以降、伝統仏教界ではオンライン法話が盛んになり、様々な宗派の法話を気軽に視聴できる機会が増えた。宗風の違いにも注目するとさらに味わい深くなるかもしれない。(池田圭)

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