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翠雲堂

対立を生む心

〈コラム〉風鐸2021年9月21日 11時09分

ウイルス検査で陽性反応が出ても発症しない人(不顕性感染)や、自分がどこで感染したのか分からない感染経路不明の人も多く、感染リスクを避けるために間違いなく安心・安全だといえる行動規範はない。そこに見えないものとの闘いの難しさがある◆見えないものはウイルスだけではない。人の心も見えないから、相手の心を知り、理解するのは難しい。見えないものは形を通して見え、心は行動や言葉から知ることができる。共に生きる上では心を形にし、形を通して心を知る互いの努力が欠かせない◆異なる考え方を持つ主体と主体がぶつかれば新たな闘いを生む。心はウイルスではないから対立しなければ闘いにはならないが、自分の行動がどんな反応を招くかを予測するのは難しい。思わぬ争いを避けるには心を理解し合う必要がある。しかし互いに人格や価値観の違いを分かり合うのは容易ではない◆ワクチン接種やマスクの着用を巡る是非が人と人の分断にまで発展している現実は、異なる価値判断を認め合うことの難しさを物語る。選択肢が外にあれば内なる判断は外に向かう。国が政治的決定への対応を人々に求めるとき、異なる価値観や判断基準を持つ者同士が政治的選択を巡って公然と対立し始める◆外に向けて表明された内なる価値判断は政治的判断と見なされ、自己決定は政治的決断となって対立構造を生む。(形山俊彦)

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