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第18回「涙骨賞」を募集
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第18回「涙骨賞」を募集 翠雲堂

名は表す

〈コラム〉風鐸2021年9月27日 09時17分

親と上司は選べない、などと言われる。その通りであるかもしれず、あるいは逆もまたしかりなのかもしれない。もっとも、選べない不条理を嘆くための言葉ではなく、選べないからこそ互いを敬うべしとの金言と読めなくもない◆ほかにも選ぶことのできないものがあるとしたら、名前などはそうだろう。人は生まれてまだ物心のつかないうちに与えられた名前を背負い、名前と共に育ち、死んでいく。死に際して付けられる戒名も、生前戒名などを除けば選択できない名前と言える◆近年、いわゆる「キラキラネーム」が増え、凝りに凝った漢字や読み方の名前も多い。キラキラネームを巡っては、度を越した名前を苦にして改名する人もいるという。そんなキラキラネームが、制限されることになるかもしれない◆上川陽子法相は7日、氏名の読み仮名を戸籍の記載事項とするための検討を、法制審議会に諮問するとした。読み仮名を登録することで、検索や管理といった事務手続きを効率化し、行政デジタル化を推進する狙いがある。漢字本来の読み方でない名前をどこまで許容するかなども議論される◆名は体を表す、とも言う。間違っても、名は「他意」を表すものではない。親や祖父母らが、何らかの願いを込めて付けたはずの名前である。選べないからこそ大切にし、選べないからこそ大切に名付けてもらいたい。(三輪万明)

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