PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
墨跡つき仏像カレンダー2022
PR
翠雲堂

数学者の出番か

〈コラム〉風鐸2021年11月29日 09時26分

文化勲章を今年受章した数学者の森重文・京都大特別教授(70)は高校生の時から天才ぶりを知られていた。受験数学月刊誌の高難度の学力コンテストで毎号ほぼ満点を連発し、2年近く全国3番以内の成績を残したからだ◆東京大入試が中止された1969年に京都大理学部に入学。代数幾何学の分野で頭角を現し、未解決だった難問を次々と解明、90年にフィールズ賞を受賞した。同賞は国際数学連合が4年に1度、40歳以下の若手研究者に贈るもので数学界のノーベル賞と評される。日本人では3人目だった◆最近、数学が耳目を集める場面が増えている。整数論の超難問「ABC予想」を京大教授が証明したとのニュースをはじめ、新型コロナウイルス感染者の推移や気候変動の温暖化予測などに使われる数理モデルは統計学と確率論の応用だ。コンピューター開発の計算機科学やゲーム理論はいうまでもない◆日本電信電話(NTT)が10月、研究所内に「基礎数学研究センタ」を新設した。若手数学者を十数人集め、現代数学の未解決問題「リーマン予想」などに挑むとし、併せて量子コンピューターの原理解明や究極の暗号理論作成に役立てる狙いだ◆「数学は学問の女王」という。あらゆる自然科学の基礎でありながら、まだまだ未知の謎も多い。人類の「知」を広げる若き天才たちの活躍に期待したい。(士竪俊一郎)

敗者に学ぶ

1月24日

プロ野球の野村克也さんは、データを駆使したID野球で名監督の名を球史に刻む。他球団で戦力外となった選手を蘇生させて「野村再生工場」の異名を取り、ボヤキながら数々の記録を打…

バチカン大使

1月17日

一昨年春まで4年間、駐バチカン大使に在任した中村芳夫氏の『バチカン大使日記』(小学館新書)を面白く読んだ。経団連の生え抜きで事務総長・副会長を務め、第2次安倍内閣の内閣官…

来年の漢字は

12月27日

京都・清水寺で発表された今年の漢字は「金」だった。2年前、2020年の漢字として本欄で予想していたが、1年遅れで的中?したことになる。2位はわずかの差で「輪」。東京五輪の…

トンガ噴火津波で 平時の備えこそ防災の要

社説1月26日

包括・被包括の観点で 宗派の未来目指す予算に

社説1月21日

1・17から27年 語り伝える努力を

社説1月19日
このエントリーをはてなブックマークに追加