PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
お位牌Maker
PR
宗教文化講座 翠雲堂

敗者に学ぶ

〈コラム〉風鐸2022年1月24日 09時35分

プロ野球の野村克也さんは、データを駆使したID野球で名監督の名を球史に刻む。他球団で戦力外となった選手を蘇生させて「野村再生工場」の異名を取り、ボヤキながら数々の記録を打ち立てた◆人生を振り返った言葉がある。期待されて華々しくデビューした選手が鳴かず飛ばずで消えていく。ところが底辺にいた自分が野球界に残った。その違いは何だろうと考えた。分かったのは「おそらくそれは目標と到達点を勘違いするからだ」◆みんなプロの野球選手になりたくて必死の努力をする。夢がかなえば若くして尋常ではない給料や契約金を稼げるようになり、そこで安心してカネの魔力に侵された生活に浸ってしまう。目標は達成したが人生の到達点を見失う――これはスポーツに限った話ではない◆「世のなか努力=結果ばかりじゃない。でも努力しなけりゃ結果は出ない」とも言っている。努力しても才能のあるやつにはかなわないという人には、こう反論した。「この世界は才能、素質だ、バットを振って一軍になれるなら、みんな一軍になっているよと俺も散々言われた。でも『才能がない』ってのは甘美なる逃げの言葉だ。他人を妬む感情を『なにくそ!』と力に変えるほうが人を成長させる」◆努力の裏に弱者への自覚と共感がある。謀反、敗北の形で命を終えた明智光秀の生きざまに並々ならぬ関心を示す一面もあった。(形山俊彦)

マスクと聴覚障害

5月23日

新型コロナウイルスの感染者数は依然減らない状況だが、本格的な夏を前に、屋外ならばマスクを着用しなくてもよいとの議論がある。熱中症のリスクを下げるためなどがその理由とされる…

脱マスク論

5月16日

長引くコロナ禍で必需品となった最たる物と言えば、やはりマスクだろう。当初の供給不足もなくなり、今やマスク着用はすっかり習慣化した。一方、ワクチン接種が進んだことや感染者数…

活躍するAI

5月2日

AI(人工知能)活躍社会が到来しつつある。NHKの気象情報やニュース番組を見ていると、画面の隅にAIアナウンサーの音声だと告知されていることがある。そのつもりで聞いても流…

いのちを社会で育てる 内密出産と不妊治療

社説5月20日

戦争の愚かさ 時代遅れの悪質なプライド

社説5月18日

介護用品贈与通じ 支え合いの精神広める

社説5月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加