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宗教文化講座 翠雲堂

今ここにある

〈コラム〉風鐸2022年2月1日 10時45分

明治政府の廃仏毀釈は多くの仏教建築、仏像、仏画を破壊した。難を逃れたそれらに美術的価値を見いだし、世界に発信したのは、米国の東洋美術史家、アーネスト・フェノロサである。1878(明治11)年に来日、政府の調査員として古社寺の宝物調査に当たり、岡倉天心らと共に仏教美術の保存に功績を残した◆フェノロサは、とりわけ法隆寺に魅入られたようである。長い間秘仏であった夢殿の救世観音像や金堂の壁画を絶賛し、美術的な価値と魅力を国内外に知らしめた◆その法隆寺金堂が火災に見舞われたのは、今から73年前の今日、1949(昭和24)年1月26日早朝のことだ。外陣壁面の「阿弥陀浄土図」など大半の壁画が焼損した。当時の中外日報には「千古の宝、世界の名宝たる壁画を焼いたことは(中略)胸の痛いほどの惜しさ悲しさである」(1月29日付)の記事がある◆記事は続く。「千古のむかしにかくも立派に存在していたという神性を真に汲み取ることが出来なくてはその真価はつかみ得ない」。文化財としての価値を超えた、信仰の所産としての価値に目を向けよ。現代にも通じる警句ではないか◆今日は、金堂の火災をきっかけに制定された「文化財防火デー」。火災へ日頃の備えは充分か、点検する機会にしたい。同時に、伽藍や仏像が今ここにあることの意味にも、思いをはせる日になればいい。(三輪万明)

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