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宗教文化講座 翠雲堂

共感と物語

〈コラム〉風鐸2022年3月22日 10時41分

SNS上の「いいね」とかフォロワーの数とはつまるところ、共感を表すバロメーターなのだろう。多ければ多いほど共感を得ている、影響力があると受け取られがちである。人間というのはどうやら、本能的に他者の共感や承認を欲する生き物のようであり、それらの数の浮き沈みに一喜一憂する心理は分かる◆一方、例えばフォロワー数が多いからそこにある情報が正しい、とは限らない。共感の量と情報の正誤は別物である。SNSが普及し、共感の本質が問われているように思う◆近年、共感を得る手法の一つとして「ナラティブ」という言葉が定着しつつある。「物語」を意味する英語だが、より一般的な単語「ストーリー」とは異なるとされる。筋書きに沿って進む物語をストーリーとするなら、ナラティブは発信者と受け手が共に紡ぐ物語、と言えばいいだろうか◆相手に応じて教えを説く、対機説法に似ているかもしれない。相互に作用し合いながら物語を共創することで、共感が高まるという。文学や医療からマーケティング、国際政治に至る様々な分野で、ナラティブによるアプローチが用いられる◆ロシアのウクライナ侵攻も、見方を変えればナラティブの争いと言えそうである。ただ、ロシア側の物語は一方的で独善的な印象を拭えない。少なくとも、どちらの物語が国際社会の共感を得ているかは明らかだろう。(三輪万明)

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