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宗教文化講座 翠雲堂

弱いロボット

〈コラム〉風鐸2022年4月4日 09時16分

東京の日本科学未来館で「弱いロボット」を見た。苦手な事や不完全なところを隠さないロボットだ。例えば昔話を聞かせてくれる「トーキング・ボーンズ」は、時々話の内容を忘れる。「どんぶらこどんぶらこ、えーと、何が流れてくるんだっけ……」と詰まると、子どもたちに「桃だよ」と教えられて話を続けていく◆開発した豊橋技術科学大の岡田美智男教授によると、教えた人はちょっとうれしくなりロボットとの距離が近づくのだという◆開催中の「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」展には、アニメから飛び出してきたような遠隔操作ロボや、人間の動きをリアルタイムでまねるもの、身体能力を補完・拡張する機器など最新の研究が並ぶ。その中で弱いロボットは異色さが際立つ。失敗作なのではとの思いもよぎったが、弱い故に人間の力を引き出せる、との説明に納得させられた◆人間も少しおっちょこちょいなくらいが好かれたりする。ではそんな人が必ず魅力的かというと、もちろんそんなことはない。欠点を隠そうと強がってしまうと、人を遠ざけてしまう◆ロボットのようにあえて「弱い」を付けなくても、人間は誰しも弱さを持つ。自分の弱点を認めるのは勇気がいるが、正直に開示して周りの人との距離を縮めながら、互いに強みや優しさを引き出していければと思う。(有吉英治)

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