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宗教文化講座 翠雲堂

仏弟子たち

〈コラム〉風鐸2022年6月27日 09時36分

仏弟子の言葉を集めた『テーラガーター』(中村元訳)を読むと、ブッダに帰依し心の統一と安定を求めて修行に励む弟子たちの一途な情熱と、煩悩の束縛から解放された喜びにあふれる告白が感動を誘う◆出家の決意は固い。「密林の中で蚊や虻に咬まれながら、心に念じて堪え忍ぶべきである。戦場の先陣にいる象のように」――。平安の境地を得た者は大自然と一つになり、天の音律を歌うように讃嘆の声を発する。「麗しいメロディで神は雨を降らす。わが庵は屋根を葺かれ、風を防ぎ、快適である。そして、わが心はよく安定している。さあ、神よ。もしも欲するならば、雨を降らせ」◆出自は様々だ。幼子もいれば「百二十歳で家を捨てて出家した」老人、王家の子、宮廷の理髪師、何百人もの弟子を率いる行者、盗賊もいた◆身分の低い掃除夫の出家もブッダは受け入れた。受戒して一心に実行し、ついに無明の闇を破った弟子にブッダは「熱心な修行と清らかな行いと自制によって人はバラモン(最上位者)となる」と告げる。愚鈍故に僧団を追い出された弟子には足拭きの布を与えて浄行に専念させ、解脱に導いた。進境が得られず自死を決してカミソリを手にした瞬間に解脱した長老もいる。教団が豊かになると生活のために出家する者も現れた◆正しい道を求める人たちが集う初期サンガの求道の熱気が時を超えてよみがえる。(形山俊彦)

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