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待つ

〈コラム〉風鐸2023年9月20日 12時59分

永観堂の通称で知られる浄土宗西山禅林寺派総本山禅林寺(京都市左京区)の本尊・みかえり阿弥陀像は、左肩越しに振り向いた珍しい造形をしている◆随筆家の岡部伊都子氏は、その姿に「自分よりおくれる者たちを待つ姿勢」をはじめ五つの意味を指摘し、「真正面からおびただしい人々の心を濃く受けとめても、なお正面にまわれない人びとのことを案じて、横をみかえらずにはいられない阿弥陀仏のみ心」と説く◆では、仏はどれだけ「待つ」のか。それは当事者に救いが成就するまで「無限に待つ」のだと思う。凡夫の思惟では測れない時間の中で「待つ」◆さて、世の中には数多の利他的な営みがあるが、その営みの中で強いストレスを感じることも少なくない。その要因の一つは「自分の利他の働きかけに相手が思った通り反応してくれない」だろう。それは「このように助かってほしい」というイメージを前提に他者をコントロールしようとする欲から逃れられないからだが、いずれにせよ、相手はこちらが思っている通りに助かってくれるとは限らない◆その意味で利他的な営みには、最終的に相手自身の意思や力、縁でその人なりの救いや助かりが成就するまで「待つ」ことが求められる。無論、人間が「待つ」時間は限られている。しかし「待つ」を可能にする源泉となる働きは恐らく既に仏から与えられている。(池田圭)

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