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地元の良さ発見を 文化講座で住民交流も

岡山市北区 真言宗御室派長泉寺 宮本龍門住職

フィールドワークで檀家らが岡山県立記録資料館を訪問、スタッフから説明を受ける。参加者には「座員」と呼ばれる常連も多い フィールドワークで檀家らが岡山県立記録資料館を訪問、スタッフから説明を受ける。参加者には「座員」と呼ばれる常連も多い

岡山市北区の真言宗御室派長泉寺では、2015年7月から隔月で檀家や地域住民が集まり、交流を深めながら自分たちが暮らす地域について学ぶ「寺子屋文化講座」を開いている。

「寺は地域文化の中心にあるべきだ」との信念を持つ宮本龍門住職(36)が「半径200メートル以内のご近所でも、様々なスペシャリストが住んでいるものだが、地域住民は意外とそのことを知らない」と気付いたことが活動のきっかけ。「それを知ってもらうことで『地域文化は面白い』『私たちが住んでいるのは良い所なんだね』と気付いてもらえたら」と話す。

11月20日、「寺子屋文化講座vol・21」として、檀家や講座のレギュラーメンバーの「座員」ら参加者23人がフィールドワークで、岡山県立記録資料館で開かれていた瀬戸大橋開通30周年記念企画展「おかやま橋物語」を訪問。

7月の西日本豪雨で大きな被害が出たように、岡山には川が多く、歴史を通じて何度も豪雨災害に見舞われてきた。

以前の文化講座では長泉寺で講演したこともある同館の定兼学館長や、前田能成副参事らスタッフが総動員で展示や資料について説明。参加者は過去の災害で橋が壊れた教訓を生かし、橋げたを強化したり、外国から最新の技術を導入したりして橋を設計した事例などについて学んだ。

同館では、事前の申請があればいつでも必要な公文書(岡山県政や文化関連の資料)の閲覧が可能で、この日は1945年9月の同県知事の引き継ぎ書類を皆で閲覧した。

閲覧可能な県政資料は全体の約1%という実情についても学び、参加者からは「一部であっても閲覧できるとは知らなかった。これから利用していきたい」などの感想が上がったという。

こうした文化講座の取り組みは好評で、宮本住職は「地域の人の、地元への興味は意外と大きい。この講座がきっかけでお寺に来て愛着を深めてもらい『長泉寺はええなあ』と檀家になってくださった方もいる」と話す。

取り組みを続ける秘訣について「檀家を増やすには、地域で愛されていることが絶対条件。お寺は悪いうわさなどが立たぬよう、本分にしっかり努め評判のいい状態を保つと同時に、様々な行事を通じて檀家との関係を深めていくことが大切だ」と語った。

(中村晃朗)

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