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都会で共同体づくり 信頼築くプロジェクト

東京都 日蓮宗常圓寺・延壽院
常圓寺祖師堂で行われた第12回ロータス寺市。地域の人たちと交流を深める 常圓寺祖師堂で行われた第12回ロータス寺市。地域の人たちと交流を深める

NPO「ロータスプロジェクト」は、高層ビルが立ち並ぶ東京・西新宿の日蓮宗常圓寺で年に3回、「ロータス寺市」を開いている。社会問題への意識が高い出店者らがオーガニックの野菜を販売するなどして、地域の人たちと交流を深めている。

昨年まで同寺執事長だった及川一晋・ロータスプロジェクト理事長(51)が、東京都八王子市にある自坊の延壽院と常圓寺を相互補完的な関係と位置付けて、様々な事業を展開している。

ロータス寺市は西新宿の地域コミュニティーの再構築などが目的で、フェイスブックで告知し、年々、参加者が増加している。1月に開かれた第12回の寺市には、放置された竹林の竹を買い取って、竹100%の紙を製造する中越パルプ工業や、無農薬・無肥料で栽培した米等を販売する石川県七尾市の「結の手」など、26団体が出店した。

中越パルプ工業の西村修・営業企画部長は「日本で唯一、放置竹林の問題に持続的に取り組んでいる。現場の一人が始めた事業。もうからないが、ここ(寺市)で、チャレンジすることの大切さを伝えている」と熱く語った。

2012年に立ち上げられたロータスプロジェクトは寺市のほか、延壽院での樹木葬(里山保全活動)▽フリーペーパー「季刊ロータス」刊行▽みそ作りのワークショップ▽映画上映――などを実施する。

樹木葬は循環型社会の考えを取り入れている。使用する骨壺は陶器ではなく、地元・多摩産の杉の丸太をくりぬいて制作し、土に返るように工夫している。

ロータスプロジェクトの活動は、地域の人たちとの信頼関係をつくることが狙い。

及川理事長は「様々な事業やイベントが互いに連携し合うだけでなく、相互に監視したり、チェックし合ったりする有機的な関係になっている。新宿という土地柄、コミュニティーの再構築はなかなか難しいが、続けていくことが大切だ」と話す。

東日本大震災後の1年間、被災者が無料で宿泊できるようにした常圓寺。地域との信頼関係を築き、震災時にも協力し合えるようなコミュニティーとなることを目指している。

(赤坂史人)

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