PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
今年度「宗教文化講座」中止のおしらせ
PR
宗教文化講座中止のお知らせ 墨跡つき仏像カレンダー2020

自由に楽しく音楽説法 次はラテンで阿弥陀経

大阪府茨木市 浄土真宗本願寺派稱名寺 山本隆俊住職

自らが出したベストアルバムの中で人気の歌「ディスカバージャパン」を口ずさむ山本住職 自らが出したベストアルバムの中で人気の歌「ディスカバージャパン」を口ずさむ山本住職

大阪府茨木市の浄土真宗本願寺派稱名寺の山本隆俊住職(72)は、僧侶、元茨木市議会議員(1997年から5期20年)、ミュージシャンと多面的に活躍。地域の人々が音楽や芸術、芸能などを自由に楽しく表現できる町を目指し、西国三十三所22番札所・高野山真言宗総持寺で市民参加型の音楽祭を開くなど様々な活動を展開している。

ビートルズに憧れ、龍谷大で軽音楽部に入りバンド活動を始めた。「当時は学生運動が激しく授業もないため、バンド仲間と大阪に出て活動していました。ホリプロの大阪進出の時期と重なり、所属バンドの一つとして各地を回ったのですが、当時16歳だった和田アキ子さんと行動を共にすることもありました」と振り返る。

作詞作曲も手掛け、81年に出したベストアルバム「無量壽」に収められている「ディスカバージャパン」は有線放送で47位にランキング。また、「My love song」「古今東西」の2曲は槇原敬之さんとの思い出の曲で、「かつて庫裡の裏の部屋をスタジオにしていたのですが、近くの春日丘高の生徒だった槇原君がよく寺に通ってきてキーボードを弾いたり、コンピューターの打ち込みで曲を作ったりしていました。私がこの曲の打ち込みに孤軍奮闘していたのを彼が笑って見ていました」。

作曲家のキダ・タローさんは山本住職の曲について「聴いているうちになぜか人生に対して、人間に対して優しくなっている自分に気が付く。みずみずしい優しさにあふれた音楽はまさに至上の説法」と評している。

48歳で市議となってすぐに打ち出したのがJR総持寺駅の新設構想。「『夢みたいな話』とあきれられましたが、2018年に実現した時は本当にうれしかったですね」

議員時代の15年に始め、今も続いている音楽祭が「芸能の森フェスティバル」だ。ミュージシャン仲間の協力を得て企画し、総持寺の中西隆英住職も快く寺を開放。多彩な歌手やバンドが演奏し、山本住職も仲間と共に出演する。

これまで正信偈をシンセサイザーで奏でて読経するなど、仏教と現代音楽を融合させるユニークな取り組みを行ってきた山本住職。今後新たに試みるのは阿弥陀経をラテンのリズムに合わせて唱えること。「リズムに合わせ自然に体が動き、楽しく阿弥陀経を唱えることができれば」と語る。

(河合清治)

イベントの最後に法話する北川副住職

寺に親しみ敷居低く 一般参加の企画 宗派超え

5月20日

東京都台東区・浅草周辺の浄土宗若手僧侶らは月に1度、一般参加型のイベント「茶坊えにし」を開いている。内容は雅楽演奏会やヨガ、香木を楽しむ会など様々で、開催場所も寺に限らな…

コール頻伽のメンバーらと上田住職(後列右端)

限界集落の寺を再生 手作り劇で交流拠点に

4月30日

民家が1軒のみ残る山間集落の福井市赤坂町。この地に古来たたずむ浄土真宗本願寺派光照寺は一時廃寺も検討されたが2006年に住職を引き受けた上田慧恭さん(78)の始めた寸劇な…

自坊の本堂で動画を撮影する武田氏。動画は簡単に制作できるという

自宅に居て法話聴ける ユーチューブで動画配信

4月16日

島根県邑南町・浄土真宗本願寺派高善寺衆徒の武田正文氏(34)は昨年の大みそかに「武田正文の仏心チャンネル」と題した動画配信を動画投稿サイト・ユーチューブで始めた。反響は上…

新しい生活様式と宗教 IT時代の在り方の確立を

社説5月29日

21世紀の宗教的課題 どの課題と取り組むか

社説5月27日

問われる宗門の役割 「コロナ後」の法灯継承

社説5月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加