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自由に楽しく音楽説法 次はラテンで阿弥陀経

大阪府茨木市 浄土真宗本願寺派稱名寺 山本隆俊住職

自らが出したベストアルバムの中で人気の歌「ディスカバージャパン」を口ずさむ山本住職 自らが出したベストアルバムの中で人気の歌「ディスカバージャパン」を口ずさむ山本住職

大阪府茨木市の浄土真宗本願寺派稱名寺の山本隆俊住職(72)は、僧侶、元茨木市議会議員(1997年から5期20年)、ミュージシャンと多面的に活躍。地域の人々が音楽や芸術、芸能などを自由に楽しく表現できる町を目指し、西国三十三所22番札所・高野山真言宗総持寺で市民参加型の音楽祭を開くなど様々な活動を展開している。

ビートルズに憧れ、龍谷大で軽音楽部に入りバンド活動を始めた。「当時は学生運動が激しく授業もないため、バンド仲間と大阪に出て活動していました。ホリプロの大阪進出の時期と重なり、所属バンドの一つとして各地を回ったのですが、当時16歳だった和田アキ子さんと行動を共にすることもありました」と振り返る。

作詞作曲も手掛け、81年に出したベストアルバム「無量壽」に収められている「ディスカバージャパン」は有線放送で47位にランキング。また、「My love song」「古今東西」の2曲は槇原敬之さんとの思い出の曲で、「かつて庫裡の裏の部屋をスタジオにしていたのですが、近くの春日丘高の生徒だった槇原君がよく寺に通ってきてキーボードを弾いたり、コンピューターの打ち込みで曲を作ったりしていました。私がこの曲の打ち込みに孤軍奮闘していたのを彼が笑って見ていました」。

作曲家のキダ・タローさんは山本住職の曲について「聴いているうちになぜか人生に対して、人間に対して優しくなっている自分に気が付く。みずみずしい優しさにあふれた音楽はまさに至上の説法」と評している。

48歳で市議となってすぐに打ち出したのがJR総持寺駅の新設構想。「『夢みたいな話』とあきれられましたが、2018年に実現した時は本当にうれしかったですね」

議員時代の15年に始め、今も続いている音楽祭が「芸能の森フェスティバル」だ。ミュージシャン仲間の協力を得て企画し、総持寺の中西隆英住職も快く寺を開放。多彩な歌手やバンドが演奏し、山本住職も仲間と共に出演する。

これまで正信偈をシンセサイザーで奏でて読経するなど、仏教と現代音楽を融合させるユニークな取り組みを行ってきた山本住職。今後新たに試みるのは阿弥陀経をラテンのリズムに合わせて唱えること。「リズムに合わせ自然に体が動き、楽しく阿弥陀経を唱えることができれば」と語る。

(河合清治)

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