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墨跡つき仏像カレンダー2021
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自宅に居て法話聴ける ユーチューブで動画配信

浄土真宗本願寺派高善寺 武田正文衆徒

自坊の本堂で動画を撮影する武田氏。動画は簡単に制作できるという 自坊の本堂で動画を撮影する武田氏。動画は簡単に制作できるという

島根県邑南町・浄土真宗本願寺派高善寺衆徒の武田正文氏(34)は昨年の大みそかに「武田正文の仏心チャンネル」と題した動画配信を動画投稿サイト・ユーチューブで始めた。反響は上々で「若い人も興味を持ってくれる。やって良かった」と手応えを感じている。

島根県は真宗の法義が盛んな一方、過疎地で門徒の高齢化も著しい。特に「お聴聞が好きなのに寺へのお参りが難しい」高齢門徒への対応が悩みで、昨秋、自宅での視聴が可能なユーチューブを用いた法話配信への思いをツイッターで語ったところ、賛同するフォロワーから背中を押された。

動画は週に2、3回のペースで投稿。内容は真宗の教義に関するものから「働き方改革」「子育て」「薬物依存」等、時事問題に関連させたものまで幅広いが、自身は臨床心理士としてスクールカウンセラーなどの経験も豊富で、「怒り」「悲しみ」「恋愛」など人間の心理に対する仏教の考え方を説く話が多いのが特徴だ。

配信開始以来、「これなら施設や入院先でも見られる」と好評。高齢者にはユーチューブの視聴方法が分からない人が少なくないが、「そういう人が家族に頼んで一緒に見た結果、若い人が興味を持ってくれることもある」という。

こうした「お坊さんユーチューバー」の活動は地元の新聞やテレビでも取り上げられ、視聴者を増やしている。祖母と視聴したという松江市の小学生から「いろいろと悩みがある。今度、高善寺に行きたい」と電話がかかってきたこともある。

武田氏は「ツイッターなどから『こういう話を聞きたい』というリクエストもあり、発信の仕方を工夫すれば若い人に対する伝道にもまだやりようがあると感じている」とし、「(動画の内容に対する)炎上のリスクもあるし、実際に批判が飛んでくることもあるが、それを上回る手応えがある」と話す。

動画は高善寺の本堂で映像を撮影した後、そのデータを専用ソフトで編集。制作のために購入した撮影用のカメラや照明、マイクなどは総額で2~3万円程度と初期投資はそれほどかからず、「想像していたよりも簡単に動画を制作できる」と武田氏。

「一般の人は動画のコンテンツのバリエーションに困ることが多いようだが、法話の場合は無限にある。私と同じようにユーチューブで発信するお坊さんが増えるといいなと思っています」と笑った。

(池田圭)

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