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コロナ下での教化 冊子復刊 ワークショップを紹介

東京都新宿区・日蓮宗経王寺 互井観章住職

「アプローチを変えながらも内容は全て法話です」と話す互井住職 「アプローチを変えながらも内容は全て法話です」と話す互井住職

日蓮宗経王寺(東京都新宿区)はこのほど、2018年から休刊していた冊子『hasunokahori』を復刊した。寺でのワークショップが開けない中、誌面を使った布教に努めている。

「運気を上昇させるお彼岸の過ごし方」といった特集内容やデザインは女性誌を参考にした。これまで寺院で行っていた法話や仏像、経典をテーマにしたワークショップ、ヨガなどの行事の内容を誌面で伝える。写真やイラスト、デザインはほぼ全て寺の職員で手掛けた。今後は年3回、発刊していく予定だ。

副住職としてライブなど様々なイベントを寺で始めていた互井観章住職(60)は1996年、活動を伝えるため、寺報『蓮の香』を作った。日蓮聖人の言葉の紹介や法話、寺の行事案内などを掲載した。文章を切り貼りして手作りする負担もあって、途中から印刷業者にデザインを任せることもあった。

だが続けていくうちに「寺報とは何か?」と悩むようになった。「寺院の活動報告は必要だが、そこに日蓮聖人の言葉を紹介して読んでもらえているのか」。冊子の意義について迷い、発刊も休みがちになった。

その頃、毎月の法話会「心灯会」での法話を記したはがき伝道を始めたところ、檀家から「感動した」「涙した」と驚くほど反響があった。紙媒体での布教の可能性を感じると同時に冊子の内容が良くなかったと気付いた。

そこで寺報『福寿だより』と布教のための読み物を分けることにした。寺報は寺の活動や収支の報告に特化。そして、2010年頃から新しく『ハスのカホリ』を発刊した。葬送ジャーナリスト・碑文谷創氏のインタビュー記事など内容にもこだわった。ただ負担は大きく、18年を最後に発刊が途絶えていた。

どうにかしないとと悩む間に新型コロナウイルスの感染が拡大し、諸行事の中止を余儀なくされた。檀信徒と会えない中での布教方法を探るうちに冊子の復刊に至った。内容はワークショップでの取り組みを用い、デザイン等を寺内で行うことで継続性を考慮した。

互井住職は「冊子は檀信徒の反応を見るのが難しく、読んでくれているのかは分からない。しかし、読んでもらえるものを作る努力はしなければ。この冊子はアプローチを変えながらも内容は全て法話です」と話している。

(甲田貴之)

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