PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
第21回涙骨賞募集 墨跡つき仏像カレンダー2025

よもやま歴史風土記 琵琶湖水系三都と諸国の「問故知新」…本郷真紹著

2024年6月28日 09時52分
よもやま歴史風土記 琵琶湖水系三都と諸国の「問故知新」

著者は立命館大特命教授で、同大で長年、日本古代史・宗教史を講じてきた。立命館大は関西の私学の雄として知られるが、在学生の半数近くは関西以外の出身者で、学生の父母でつくる父母教育後援会を各都道府県に設置。本書は我が子が学ぶ関西の歴史や文化を知ってもらおうと2018~22年度に後援会のホームページに連載した日本史四方山話を加筆修正して一冊にまとめた。

取り上げているのは近江・山城・摂津を中心に丹波・丹後・播磨・越前・若狭・大和・河内・和泉・淡路・紀伊・伊賀・伊勢の近隣諸国。さらに東北、関東、中四国、九州にも話が及ぶ。いずれも古代史を中心とした人間模様や各地の地勢、風光、旧跡、伝統文化の由来などを親しみやすい筆致でつづっている。

歴代の天皇や有力な政治家、文化人だけでなく、最澄・空海・良弁・良源・行基などの宗教者や寺社の事績・由緒に関する話も多く収録しており、日本の風土形成に果たした宗教の役割の重さを感じさせられる。

著者は「他愛のない逸話の内容を通じて、改めて古き(故)を問い直し、各時代を生きた人間の本性に、ある部分現代と変わりのない要素が存することを知り、歴史に更なる関心を抱いて頂くこと」を願い本書の副題に「問故知新」の造語をうたったとしている。

定価1650円、法藏館(電話075・343・0458)刊。

住職はシングルファザー

住職はシングルファザー…池口龍法著

10月15日

明治以降、日本仏教の現実は大きく変わった。宗教法人としての法的位置付けや教団としての組織の在り方、個々の寺院の生活スタイル、檀家や地域社会との関わり方など、あらゆる面で多…

〈ゴータマ〉の大予言 みんなが「わたしの人生」を生きるために

〈ゴータマ〉の大予言 みんなが「わたしの人生」を生きるために…ひろさちや著

10月11日

本書は、2022年に死去したひろさちや氏の仕事場から見つかった未発表原稿(09~10年にかけて執筆か)を刊行したもので、日本の行く末や人間の生き方についての根本的な問いを…

『教行信証』からひもとく浄土真宗の教え

『教行信証』からひもとく浄土真宗の教え…藤澤信照著

10月10日

浄土真宗本願寺派勧学の梯實圓氏が1981年に行った講義を記録した講義録「真宗要論」をもとに、行信教校の講師を務める著者が月刊『大乗』で、2021年4月から23年3月まで連…

平和賞受賞の意義 核使用の「タブー」を護る(10月16日付)

社説10月18日

“かかりつけ葬儀社” 人生のステージに支え(10月11日付)

社説10月16日

宗教の価値見直し 地域社会での役割問う(10月9日付)

社説10月11日
このエントリーをはてなブックマークに追加