先年、筆者は『親鸞 左訓・字訓・語訓辞典』(法藏館)を刊行した。その編纂の中で親鸞聖人の著作の中に、現代の価値観から見れば明らかに身体的、職業的差別言辞と見られるものが多…
長年愛用しているインターネット古書店サイト日本の古本屋で、「和訓図会」と入力して検索をかけてみる。そうすると、たちまち50~60部の古和書がヒットし、それらの多くが江戸時…
アルベルト・シュヴァイツァーがノーベル平和賞を受賞した時、その受賞理由はアフリカでの人道的な医療活動での貢献にあった。しかし彼が1954年11月にオスロでの受賞講演に選ん…
上流階級中心から大衆化へ 近代の本願寺教団は、他の仏教教団に比して婦人会運動が活発であったといわれている。 まず真宗大谷派の婦人会運動としては1886(明治19)年、東京…
NHKの教育テレビ「こころの時代 シリーズ徹底討論9回目 宗教と政治『信教の自由を問う』」(12月29日放送、1月4日再)に出演した。冒頭に、慶応大学の駒村圭吾教授がアメ…
DMATすなわち災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)の活動が社会一般に知られるようになった。DMATは医師、看護師、業務…
11月2日、3日と、日本スピリチュアルケア学会の学術大会が東京大学で開催された。当事者研究の熊谷晋一郎氏の公開講演に始まり、五つのシンポジウムやパネル発表、17の一般発表…
今年のノーベル平和賞が、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に決まった。ロシア・ウクライナ戦争と中東における紛争で、核兵器が使われる危機があるなかでの受賞である。 偶然だ…