安楽死法案賛成議員に 司祭が「聖体拝領」拒否 イギリス
2025年7月8日 09時10分
英国国会で審議中の自殺ほう助(安楽死)法案は6月20日に下院を賛成多数で通過し、近く始まる上院(貴族院)の第2読会で本格的な議論が行われる。それを前に、カトリックの司祭が下院で法案に賛成票を投じた国会議員に対し「聖体拝領」を拒否したことが波紋を呼んでいる。
英国紙「オブザーバー」(6月29日付)によると、聖体拝領を拒否されたのは自由民主党所属下院議員のクリス・コグラン氏。所属する教会はサリー州ドーキングのカトリック教会で、法案採決の数日前、司祭のイアン・ヴェイン神父から賛成票を投じるのは罪に固執することだと警告されていた。(詳細は2025年7月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)