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第22回「涙骨賞」を募集
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第22回「涙骨賞」を募集

勝ち負け

〈コラム〉風鐸2025年8月6日 13時28分

愚息の通う高校の野球の試合を見に行った。炎天下の球場は耐え難い暑さだったが、試合は互いに点を取り合う好ゲーム。我が校は負けていたが8回裏、連続打に相手のエラーも重なって同点に。ブラスバンドの音が高鳴り、生徒や保護者も声を張り上げた◆応援に応えるように安打が続き、ついに逆転。最終回を無事に抑えて見事勝利を収めた。熱暑の中、戦い抜いた球児たちにスタンドからは盛んな拍手が送られ、両校の応援団は相手の健闘を称えエールを送り合った◆勝っても負けてもすがすがしさの残る勝負だったが、先日行われた参議院議員選挙はどうだろう。負けたとされる与党内では責任論がくすぶっている◆宗門として推薦した候補の当落も気になるところだが、そもそも選挙は勝ち負けを争うものだろうか。有権者は望む政策を掲げた候補者に投票するのであって、アイドルの人気投票とは異なる。国民の投じる一票は、党の勢力争いや政治家の地位保全のためではないはずだ◆議員は民意の代行者であって、議席を得たからといって偉いわけではないし、落選したからといって人間性を否定されたわけでもない。目指す政策が多くの人の要望と一致したかどうかが数字に表れただけのこと。当選した議員諸氏には、選挙という競技で勝ったのではなく、政策実現の役割を託されたという自覚で励んでほしいものだ。(有吉英治)

大音量のラジオ

12月17日

1年前、山陰の山奥にある実家の母が「ぽっくり往生」したのだが、慌てて駆け付けたその日の夜、父が大音量でラジオをかけたまま寝るという奇妙な振る舞いをした◆父にはラジオを聞く…

なり手不足

12月10日

市職員とのホテルでの面会が問題視されていた前橋市長が辞職した。市議会議員らから辞任を求める声が上がったが、給与を半減した上で続投するなどと述べ、問題が明るみに出てから2カ…

被災地の秋

12月3日

秋の訪れは遅かったものの、道すがら目に入るセイタカアワダチソウ(背高泡立草)は今年も景色を鮮やかな黄色に染めた。この植物は明治期にもたらされた北米原産の外来種で、根から「…

信仰と生活文化こそ糧 パレスチナの訴え(12月17日付)

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再燃させてはならない 国民同士の感情の対立(12月12日付)

社説12月17日

文明の効用 利便性から何が得られるか(12月10日付)

社説12月12日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
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