唐代に法相宗を開いた基(慈恩大師)による般若心経(心経)の注釈書『般若心経幽賛』(『幽賛』)の初めての解説書。心経を玄奘がもたらした新来の唯識説と解釈すべきだと主張する基…
安倍元首相銃撃事件を受け、宗教2世たちの苦難を丁寧に聞き取ると同時に、国や自治体、医療機関が宗教2世の問題にどう対応してきたかを検証するルポ。多くの宗教2世が心身両面に深…
デンマークの哲学者・キルケゴールの思想や体系批判は長年、ヘーゲルと結び付けられて解釈されてきた。しかし近年の研究で、キルケゴールの批判がJ・L・ハイベアやH・L・マーテン…
民俗学、芸能史、修験道史、中世文学、人類学など様々な専門家が神楽に関心を寄せている中、本書は研究の「さらなる深化」を目指して編纂された。神楽の論集でありながら吉田神道の神…
キリスト教徒のアメリカの友人からの質問に、日本の仏教学者が答える。質問者は日本文化に関して幅広く深い知識を持っている。答える側は、宗教について「聖なるものと俗なるもの」「…
著者は本書の課題について「日本中世の地方社会は、どの側面で国家的秩序に規定されるか、あるいは否かを、一つの地域に絞って解明することである。規定される面に関しては、地方側は…