日蓮が末法の人々を救うための教えとして示した三大秘法の一つ「本門の戒壇」の趣旨を解き明かし、その建立こそが宗祖の本意であると主張する一冊。日蓮宗大本山本圀寺(京都市山科区…
日本仏教とタイやミャンマーなど東南アジアの仏教との「交流」の在り方、課題を問う。交流には相互理解が前提となるが、中国伝来の大乗仏教を鎌倉期以降、独自に発展させたと自負する…
関東大震災直後の混乱の中で起きた、官憲や自警団による朝鮮人の殺傷事件をテーマとする一冊。牧師である著者は、犠牲となった一青年の生い立ちから日本での暮らし、死までの人生を物…
4月1日に亡くなった見田宗介・東京大名誉教授の最晩年の著作。思想界に多大な影響を与えてきた社会学者が、現代は3千年来の巨大な転換点にあると指摘し、これまでの経済最優先を脱…
日本におけるカトリック宣教のために16~17世紀に作られたキリシタン文献は、国字とローマ字を用いて日本語やラテン語などで書かれ、長らく日本語史を解明する貴重な資料として研…
著者による書き下ろし「祖師を生きる」シリーズ(全8冊)の6作目。天台宗の開祖として知られる最澄(767~822)の生涯と事績をたどり、大乗戒の精神に込められたその教えの核…