大乗仏典の一つ「華厳経」は、天台大師智顗が釈迦の教えを段階的に位置付けた「五時八教説」によって、初期に説かれた最も難解な教えとして一般に理解されている。本書は、華厳宗の初…
真宗大谷派を代表する教学者である曽我量深(1875~1971)の足跡を改めて振り返る。2021年に大谷派教学研究所が機関誌『教化研究』で企画した「曽我量深没後五十年」特集…
第38号を数える本書には、日蓮研究の深化と日蓮教団の発展を願う有志6人の研究者による次の8論文を収録した。 「天台大師所説の禅観と止観」(大松久規)▽「『忍性が日蓮の死罪…
今から25年ほど前、岩手県一関市に日本初の樹木葬墓地(宗教法人知勝院)を開創し、樹木葬の先駆者、自然再生実践者として知られる著者が語る日本文化論。時代の流れと共に変貌して…
修験道研究の大家2人の著書が同じ出版社から同時に2冊出版された。師匠の宮家準氏の『修験道大系』が歴史・思想・儀礼の観点からオーソドックスに著述する網羅的な概説書なのに対し…
真宗史研究の大家である著者(1919~2013)の遺稿論文集の第1巻として刊行された。「親鸞の生涯をめぐって」「初期真宗教団と真仏・顕智」「下野国高田から伊勢国一身田へ―…