ダライ・ラマ14世 「転生」継続を明言 中国政府の関与を拒否 化身は信託財団が認定
2025年7月7日 10時51分
ダライ・ラマ14世(89)は2日、亡命先のインド・ダラムサラで声明を発表し、自身の転生について「次世代の継続を確約する」と明言した。また化身認定方法については、ダライ・ラマ法王庁のガンデン・ポタン信託財団執行役員の責任とし、中国政府の権限を否定した。
ダライ・ラマに関しては高齢(7月6日に90歳を迎える)であることから、転生問題が注目されてきた。中国政府の介入を避けるため、転生制度の廃止に言及したこともあった。
共同通信やロイター通信によると、中国政府外交部の毛寧報道官は2日の定例記者会見で「中国政府はチベット仏教の転生活仏の管理に関する規定を制定し、保護している。ダライ・ラマの転生は、中国国内での探索、金瓶掣籤、中央政府の承認という原則に従って行われなければならない」と反論した。(詳細は2025年7月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)