女子大学堅持を明言 京都女子大が「宣言」発表 発展めざし教育改革継続 閉校・共学化の動きに不安の声 在学生らに方針伝達
2025年7月8日 09時10分
女子大の閉校・共学化が取り沙汰される中、浄土真宗本願寺派の宗門校・京都女子大(京都市東山区)は1日、「『女子大学』であり続けること」を表明する「女子大学宣言」をホームページ上で発表した。
少子化により学生の確保が困難になる中、近年、女子大は減少しつつある。京都では2月に光華女子学園(同市右京区)が2026年度から設置する大学・短期大学部・大学院・中学・高校を共学化することを決め、4月には京都ノートルダム女子大(同市左京区)が学生募集の停止を発表して大きな話題になった。
こうした動きを受け、京都女子大には在学生や卒業生から不安の声が多数寄せられたため、6月19日の大学部局長会で対応を協議。「女子大学として更なる発展をめざして教育改革を続けていく方針」を全会一致で確認し、同月23日に在学生に、25日に保護者に「女子大学堅持の方針」を伝達した。(詳細は2025年7月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)