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2024宗教文化講座

人物叢書新装版 高台院…福田千鶴著

2024年3月1日 10時01分
人物叢書新装版 高台院

北政所「ねね」の名前で親しまれる豊臣秀吉の正室・高台院は、テレビドラマで夫を足軽から天下人まで出世させた糟糠の妻として描かれたことで、そのイメージが定着している。著者は学術研究に基づき従来のイメージを見直し、高台院の生涯を追う。

著者は「ねね」で知られる高台院の実名の検討から始める。先行研究を丁寧にたどり、「ねね」「おね」「ねい」など様々な説を分析する。前近代の女性の名前を確定することは難しいとしつつ、高台院の実家や養家で実名として「ねい」が公認されていたとの考えを示す。

もう一つ、高台院をとりまく誤解として秀吉の側室・浅井茶々(淀殿)との関係を挙げる。通説では二人は対立関係にあり、高台院は徳川家を支持したとされるが、跡部信氏は高台院と茶々が連携関係にあったと指摘した。著者はその見解を支持しつつ、高台院の視点から豊臣家存続を共通の目的に二人が連携していた事例を補足する。

高台院に対する様々な誤解を解きほぐしていった上で、人物像を「努力の人」と評する。秀吉に寄り添う献身的な妻だったとされる高台院だが、その生涯を学術研究に基づき叙述することで、等身大の姿を浮き彫りにしている。

定価2530円、吉川弘文館(電話03・3813・9151)刊。

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