PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
2024宗教文化講座

明治を綴る麗しの歌 英語で伝えたい昭憲皇太后百首…ハロルド・ライト編訳

2024年5月2日 10時40分
明治を綴る麗しの歌 英語で伝えたい昭憲皇太后百首

明治天皇のきさきの昭憲皇太后は約3万首の和歌を残した。その中から厳選した100首を英訳。日本語と英訳の和歌を通して昭憲皇太后の「御心」と日本文化の魅力を伝える。

近代日本の基礎が築かれていく激動の時代に、皇后としての役割を果たした昭憲皇太后は宮中に洋装を取り入れ、国内産業の振興、女子教育の奨励などに尽力した。詠まれた和歌にもその思いが映し出されている。

著者はこれまで明治天皇・昭憲皇太后の和歌の英訳を手掛け、2022年には明治天皇の御製を英訳した『敷島の道に架ける橋―英語で伝えたい明治天皇百首』を刊行した。

本書は英訳と原文を見比べられるよう掲載しているほか、歌人で細胞生物学研究者の永田紅氏の解説を収録。著者は昭憲皇太后の和歌を五つに分類し、それぞれのタイプに属する和歌を紹介する。

明治天皇・昭憲皇太后を祭神として祀る明治神宮の監修。九條道成宮司は「明治天皇とともに激動の時代を歩まれた御心の内から溢れるように詠まれた御歌をとおして、はしなくも私たちの心の中にもある慈しみや、何気ない自然を愛でて感謝する気持ち、そして受け継がれてきた大和心に思いを馳せていただけることを願ってやみません」と述べる。

定価2200円、中央公論新社(電話03・5299・1730)刊。

仏教儀礼の音曲とことば 中世の〈声〉を聴く

仏教儀礼の音曲とことば 中世の〈声〉を聴く…柴佳世乃著

5月17日

古くから仏教儀礼の根幹をなす声の重要性には絶えず注意が払われてきた。中世に至ると、様々な芸能が口伝と師資相承を伴って芸道として立ち現れた。とりわけ法華経の読誦は、正確な字…

浄土の歩き方 行きたいと思ったときに来てくれるのが阿弥陀の国!

浄土の歩き方 行きたいと思ったときに来てくれるのが阿弥陀の国!…英月著

5月16日

浄土宗や浄土真宗の根本経典として広く親しまれている、浄土三部経の一つの『阿弥陀経』。本書では、そこに説かれる極楽浄土のありさまを学ぶ「阿弥陀経ツアー」が開かれ、著者がツア…

老作家僧のチェンマイ托鉢百景 2023雨安居全日録

老作家僧のチェンマイ托鉢百景 2023雨安居全日録…笹倉明著

5月15日

「異国へ落ち延びた落人作家」と自らを称する著者が、タイの僧院での暮らしや歩きながら考えたことをつづる。仏教徒たちとの交流からは南国のおおらかさが感じられ、肉食で僧侶に肥満…

平和を力強く訴える 問われる宗教者の役割(5月15日付)

社説5月17日

消えゆく他者への共感 その先に見える世界は?(5月10日付)

社説5月15日

大きな変動の背景 国外の宗教問題への関心を(5月8日付)

社説5月10日
このエントリーをはてなブックマークに追加