PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
2024宗教文化講座

高楠順次郎 世界に挑んだ仏教学者…碧海寿広著

2024年5月31日 10時00分
高楠順次郎 世界に挑んだ仏教学者

仏教学者、高楠順次郎(1866~1945)の最大の業績は『大正新脩大蔵経』の出版だ。千年以上、東アジアで蓄積された無数の漢訳経典を全100巻に編成して1924~34年に活版印刷で刊行、借金を抱えつつ奮闘した。その功績は2008年に「SAT大蔵経テキストデータベース」としてインターネット空間に生まれ変わり、全世界の仏教研究者の知のプラットフォームになっている。

本書は、原動力となった青年期の留学や教育者としての晩年までを描く評伝だ。

高楠は広島県の浄土真宗の信仰にあつい家庭に生まれた。広島を離れ、京都の龍谷大の前身となる学校で学び、青年期を過ごす。仏教徒として禁酒を推奨する「反省会」の機関誌『反省会雑誌』を1887年に刊行した。この雑誌は現在も、名称を変え『中央公論』として親しまれている。90年から7年間、欧州に留学し英国・オックスフォード大などで学んだ。

壮年期には、関東大震災からの復興を目指し武蔵野女子学院(現武蔵野大)を創設、教育に力を入れた。文化勲章を受章している。

敗戦色濃い1945年6月に死去し、四十九日は8月15日に当たった。正午からの重大放送のため、法要は午前中に営まれたという。

定価1980円、吉川弘文館(電話03・3813・9151)刊。

『大無量寿経』読本1

『大無量寿経』読本1…北塔光昇著

6月13日

浄土真宗の根本所依の経典である『仏説無量寿経』を一般の人が分かるように解説した。ただ、この経典は内容が深く分量も多いことからこの後、数回の出版を予定する。 読本1は『大無…

神武天皇の歴史学

神武天皇の歴史学…外池昇著

6月12日

挑戦的な本書の書名にはある種の皮肉が込められている。戦後の歴史学が、神武天皇の研究を怠ってきたという問題提起だ。実在か否か、紀元節復活への賛否を問わず、神武天皇の物語と古…

馬をたすけ 人をたすけ 名伯楽・角居勝彦がめざす「陽気ぐらし」

馬をたすけ 人をたすけ 名伯楽・角居勝彦がめざす「陽気ぐらし」…片山恭一著

6月3日

「競馬の祭典」と称され全てのホースマンにとっての憧れの日本ダービーを牝馬ウオッカで、世界最高峰レースの一つドバイワールドカップをヴィクトワールピサで、国内外の数々の大レー…

同性カップル「祝福」 宗教的対立はらむ生命倫理(6月7日付)

社説6月12日

故郷への思いが力に 被災地に寄り添う支え(6月5日付)

社説6月7日

性差への認識 曹洞宗の意識調査が示す現実(5月31日付)

社説6月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加