PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
2024宗教文化講座

如来の言葉

〈コラム〉風鐸2024年3月6日 15時08分

釈尊の入滅を偲ぶ涅槃会が過ぎると、今度は誕生を祝う花まつりが来る。約2500年前にインドで生まれた仏教が中国、朝鮮を経て伝来し、現代の日本でも親しまれていることを考えると何とも感慨深い◆ただ釈尊の教えには妙に分かりにくいことが多い。例えば誕生直後に語った「天上天下唯我独尊」は「生きとし生けるものみんなが尊い」などと一般的に解釈されているが、文字通りであれば、そのようには読むことはできない◆原始経典に精通する森章司・東洋大名誉教授の近著『ブッダと如来』によると、パーリ語の原始経典で、釈尊が自らを称す際、「如来は」とし、「ブッダは」とは一切言わないという◆釈尊は独悟しただけではなく、過去の諸仏の流れをくむ「如来」だとの自覚があったからだと解説する。そう教えられると、経典に現れる人間離れした表現や事績も、そのまま理解した方がいいのかもしれない◆近現代において仏教は哲学的な側面が前面に押し出され、「人間ブッダ」が強調されてきた。そのため輪廻や過去仏などは神話とされ、超人的な伝承は脚色として理解されてきた節がある。だが釈尊が在世中に自身を久遠実成・如来だと称しているのであれば「天上天下唯我独尊」はそのまま「我のみが尊い」と解釈すればよいのではないか。花まつりを機に「如来」の言葉を捉え直す必要がありそうだ。(赤坂史人)

200円の影響

4月17日

西国三十三所や四国八十八ヶ所、天台宗総本山比叡山延暦寺、高野山真言宗総本山金剛峯寺などで1日、納経帳への朱印料が約30年ぶりに300円から500円に改定された(重ね印は3…

女神のほほ笑み

4月10日

米国の象徴の一つである「自由の女神」像は、ニューヨーク湾に浮かぶリバティ島に立つ。1876年の米国独立100年を記念し、フランスから贈られた。除幕式は86年にあり、当時の…

我ぞふり行く

4月3日

唐の孟浩然は「春眠暁を覚えず」、また北宋の蘇軾は「春宵一刻値千金」と詠んでいる。そんな春の陽気に誘われて仕事帰りに寄り道をしている。路地を一本入って遠回りをしてみたり、少…

人生の学び 大事なのは体験で得た知恵(4月12日付)

社説4月17日

震災犠牲者名の慰霊碑 一人一人の命見つめる(4月10日付)

社説4月12日

ケア活動の意義 宗教者の貢献を見直す(4月5日付)

社説4月10日
このエントリーをはてなブックマークに追加