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200円の影響

〈コラム〉風鐸2024年4月17日 13時26分

西国三十三所や四国八十八ヶ所、天台宗総本山比叡山延暦寺、高野山真言宗総本山金剛峯寺などで1日、納経帳への朱印料が約30年ぶりに300円から500円に改定された(重ね印は300円に据え置き)。物価や人件費の上昇が理由だが、関係者によると、コロナ禍で減少した巡拝者数が回復しつつあることも判断材料となった◆納経所で参拝者に取材すると「物価も上がっているし値上げは仕方がない」「次はいつ来られるか分からないので、500円でもご朱印をもらう」との声を聞いた。朱印料300円を維持する霊場会の事務局は「西国の値上げの影響を注視している。次の総会で議論するだろう」と語っており、霊場や観光寺院で値上げは続くと予想される◆記者も西国を回っているが、500円になっても朱印集めをやめようとは思わない。西国は約1300年前、徳道上人が閻魔大王から頂いた宝印が起源で、極楽浄土への通行手形になるという信仰の上に成り立っている。満願した納経帳をひつぎに入れてもらうつもりでいるから巡礼は続ける◆西国のある札所によると、3月の巡拝者数の増減に変動はなく、駆け込み需要はなかったという。今のところ値上がりの影響はあまり見られない◆お釣りがないよう100円玉3枚そろえて納経所で渡す準備も、今後はワンコイン。むしろ利用しやすくなるのではないか。(須藤久貴)

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