PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
2024宗教文化講座

学院を内側からも開く

真宗大谷派大谷専修学院 佐野明弘院長(65)

ひと2023年5月12日 12時14分
学院を内側からも開く

4月1日付で就任した。14日に京都市山科区の学院で開かれた入学式で真宗の教えを通して自らの「根底」を揺さぶるような学びの場を共に創造したいと呼び掛けた。

臨済宗の僧堂で雲水をしていたという異色の経歴を持つ。静岡県の一般家庭出身。人生に悩んだ20代の頃、京都の各派僧堂で修行に励んだ。

「しかし、悟れない。このまま続けても駄目だ」と29歳で還俗。同時期に大谷大に留学経験のある米国人雲水から『真宗聖典』を譲られたのがきっかけで真宗寺院で聞法するようになり、ある時、和田稠氏の法話録を読んで驚愕した。

和田氏は靖国問題を真宗者の信仰課題として深く掘り下げたことなどで知られる。その法話録には「仏法を学ぶのは自分を知らされること」と説かれていた。

「それまでは仏法を向こう側に置いて学ぶことで自分を支えるものだと思っていた。しかし、それは仏法で楽になろうとしていただけだった」と気付いた。

それからは石川県加賀市に自坊がある和田氏の元に通いつめ、大谷派で得度し、1994年に大谷専修学院を卒業。同市の光闡坊を拠点に「在野の教学者」として伝道活動に取り組んできた。

宗派からの院長就任の打診に数カ月悩んだが、「学院から外に発信するだけでなく、学院を内側から開きたい」と伝えて受諾した。具体的には仏法を学びたい人と、教職員・学生で共に聞法する場を学院内に設ける考えで、「一人でも二人でもいい。教えを聞く場を開いていきたい。それが同朋会運動になるのではないか」と話した。

(池田圭)

意見出し合える宗門に

浄土真宗本願寺派 荻野昭裕総長

4月24日

3月8日に浄土真宗本願寺派総長に就任した。新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)を巡る問題や賦課基準の見直しなど多くの課題を抱える中で「現場と密に連携し、一つ一つ対応してい…

法流守るために革新を

真言宗醍醐派総本山醍醐寺 壁瀬宥雅座主

2月16日

昨年12月8日に醍醐寺(京都市伏見区)の座主に就任した。今年11月の開創1150年慶讃法要に向けて「派手な記念事業があるわけではないが、法要の中身にはこだわりたい」と意気…

伝統継承、覚悟決め

天王寺楽所雅亮会 小野真龍理事長

1月24日

天王寺楽所雅亮会は和宗総本山四天王寺の「聖霊会」における奏楽・奉舞を担ってきた。1月からは新たに一般社団法人雅亮会となり、その理事長として雅楽の伝統を守り継ぐ。 小野妹子…

同性カップル「祝福」 宗教的対立はらむ生命倫理(6月7日付)

社説6月12日

故郷への思いが力に 被災地に寄り添う支え(6月5日付)

社説6月7日

性差への認識 曹洞宗の意識調査が示す現実(5月31日付)

社説6月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加