PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
第21回涙骨賞募集 墨跡つき仏像カレンダー2025

特色出し社会に存在感

立正大学学園 生駒雅幸理事長(65)

ひと2024年6月26日 09時21分
特色出し社会に存在感

9学部1万人の学生が学ぶ立正大や付属中高を運営する立正大学学園の理事長に就任して3カ月。毎日出勤し大学の現状や課題を学び、分厚い学園規則集にも目を通す日々だ。私立大を取り巻く厳しい環境に打ち勝つため「より強く大学の特色を出し社会に存在感を示していく」と意欲を見せる。

「ずっとお寺の世界で仕事をしてきたので大学は新鮮。学生さんを見ているだけで希望を感じる」という。日蓮宗大本山池上本門寺(東京都大田区)の塔頭・安立院の生まれ。明治大文学部、立正大仏教学部を卒業後、宗務院に奉職した。

約20年勤務し庶務課長や教育課長を歴任。宗会議員当選後は総務局長も務め、宗門運営に携わった。学校法人は初めてだが「どちらも公益法人。お寺では檀信徒、大学では学生を中心に考えていて、営利でなく人のためという点は同じ」。

大学は18歳人口の減少、寺院は過疎や寺離れという難局に直面している。「少子高齢化が進む中、特色をもっと打ち出していく必要がある。そのためのブランディング戦略を練らねば」。2031年に日蓮聖人750遠忌、翌32年に開校160周年を迎える。宗門と大学で協力し、一般社会に向けた事業ができればと考えている。

卒論指導を受けた故浅井圓道教授には就職後も度々教えられた。「忙し過ぎると先生に話したら『お祖師様がそうするようにとおっしゃっている』と諭されたことがある。理事長職もお祖師様のおぼしめしと受け止め精いっぱい努めたい」。教職員や学生と誠実に向き合うことで師恩に報いていく。

(有吉英治)

父が導いた僧侶への道

総本山教王護国寺 橋本尚信長者

10月4日

東寺真言宗総本山教王護国寺(東寺、京都市南区)第258世長者・宗派管長として7月21日に入山した。宗派の庶務部長、宗務総長を歴任。伝法学院長も務め約30年間、宗務に携わっ…

皆で支え合う本願寺に

浄土真宗本願寺派本山本願寺 藤實無極執行長

10月2日

穏やかな笑顔や物腰で感謝の言葉が絶えない人柄。執行長就任の抱負について「個人的には『念仏を喜んで生きる人』というロールモデルが必要だと思っている。私もそうなれるよう努め、…

信仰の場、千年先まで

総本山長谷寺 川俣海淳化主

9月25日

真言宗豊山派総本山長谷寺(奈良県桜井市)化主・宗派管長として6月14日に入山した。同寺の財務執事、法務執事を歴任し寺務長を2期務め、実務を熟知する。 生まれは京都府長岡京…

平和賞受賞の意義 核使用の「タブー」を護る(10月16日付)

社説10月18日

“かかりつけ葬儀社” 人生のステージに支え(10月11日付)

社説10月16日

宗教の価値見直し 地域社会での役割問う(10月9日付)

社説10月11日
このエントリーをはてなブックマークに追加