お坊さんになりたかった哲学者と哲学者になりたかったお坊さん 「有時」を遊ぶ…藤田一照、中村昇著
本2025年12月22日 10時00分
幼い頃から仏教に関心を持ち、将来は僧侶になりたかったという中村昇氏と、哲学を学びたいと大学の門をたたいた藤田一照氏。その後、中村氏はウィトゲンシュタインやホワイトヘッドなどを専門とする哲学研究者となり、藤田氏は出家し、曹洞宗僧侶となった。対照的な人生を送る二人が、道元禅師の主著『正法眼蔵』の「有時」巻をテーマに語り合った。仏法とは何か、時とは何か、自由闊達に遊ぶように対話しながら、道元禅師が伝えた「正伝の仏法」の本質に迫る一冊。(全文は2025年12月12日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価2530円、春秋社(電話03・3255・9611)刊。






