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宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

ファンダム経済

〈コラム〉風鐸2026年2月4日 15時34分

「ファンダム経済」という言葉をよく見聞きするようになった。商品やサービスを購入する受け身の消費にとどまらず、ファンが能動的に企画や拡散に関わり、共感やストーリー、体験を重視する経済行動だ◆もともとアニメやアイドルのファン集団に関する用語だったが、今は分野を問わず広く経営視点として注目を集める。背景には消費行動の変化があり、物質的な価値よりもそこに込められた意味や物語、さらには企業の経営理念によって商品やサービスが選ばれるようになったと指摘される◆SNSの普及による新たな動きとみられているが、お寺の活動は以前からファンダム経済だったのではないか。釈尊や宗祖の教えは世界の幸福を求める確たるビジョンであり、推しの仏像や住職がいるお寺で行事の世話役を引き受ける信徒たちはまさにファンダムだ◆昭和の中外日報では「仏教経済」を論ずる記事もよく掲載されていた。経済学者シューマッハーの提唱を受けたもので、自利利他、慈悲の精神が経済活動に欠かせないという発想は、近江商人の「三方よし」を持ち出すまでもなく日本人に根付いている◆寺院運営の厳しい環境は続くが、お寺にはファンダム経済の要素がそろっている。信者たちが主体的に関わり盛り立ててきた歴史を見直すことで、最新のビジネストレンドに先んじる経営を見いだせる可能性がある。(有吉英治)

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長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
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