PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

瑩山紹瑾『伝光録』全訳注…木村清孝著

2026年2月4日 09時12分
瑩山紹瑾『伝光録』全訳注

永平寺を開いた道元禅師と共に、曹洞宗の両祖としてあつい信仰を集める瑩山紹瑾禅師が正安2(1300)年から住持した加賀・大乗寺で修行僧らに行った講義をまとめた『伝光録』の全文現代語訳と注釈を収録する。仏教学者で曹洞宗僧侶でもある著者が、初学者にも理解しやすい平易な日本語で全編を丁寧に読み解いている。

『伝光録』は、釈迦牟尼仏に始まり、西天二十八祖、東土六祖を経て、青原行思禅師、洞山良价禅師につながる曹洞宗の仏法が、天童如浄禅師、道元禅師、懐奘禅師に相承されるまでの53人の祖師について、その生涯や悟道の因縁を講述し、祖師の境涯を受け止めた瑩山禅師自身の偈文を提示する提唱録で、インド、中国、日本の三国伝燈を示したものとして高く評価されている。道元禅師の『正法眼蔵』と比較すると一般の知名度は低く、平易な現代語訳が刊行された意義は大きい。

底本は、現存する最古のテキスト「乾坤院本」を用いた。転写の過程で部分的な誤写があった可能性があり、本文中にも誤字、脱字、補字が疑われる箇所があるが、恣意的な判断は避け「底本を始めとする諸本の書写と伝承は、可能な限り真摯に行われ、伝えられてきた」という立場で訳し、明らかな落丁にだけその旨を示し、注記を加えた。

定価4620円、佼成出版社(電話03・5385・2323)刊。

中世東大寺の僧団と社会

中世東大寺の僧団と社会…三輪眞嗣著

3月16日

法会・修学の在りようや、それを実現する財政構造の観点から、中世前期東大寺の寺院社会の形成過程を考察する。13世紀後半から寺院経営を主導した学侶集団「惣寺」の特質を論じた。…

欲望の仏教史

欲望の仏教史…鵜飼秀徳著

3月13日

住職でありジャーナリストでもある著者が、日本における仏教の歴史の「暗黒面」に焦点を当て、社会と宗教の関係性を問い直す一冊。仏教が公伝した6世紀から明治時代の廃仏毀釈までお…

日本人の阿弥陀信仰

日本人の阿弥陀信仰…伊藤唯眞著

3月12日

紀元前に西北インドに起こった阿弥陀信仰は中央アジアから中国へ伝わり、我が国へは7世紀の初めごろに伝来した。その信仰内容は歴史的推移の中で日本的な特徴を帯び、文学や美術など…

宗教は毅然と示せ 軍事的解決への拒否(3月18日付)

社説3月19日

原発事故で避難の青年 ローマ教皇へ苦難の訴え(3月13日付)

社説3月17日

訪日研修で交流 実践現場で宗教の可能性学ぶ(3月11日付)

社説3月13日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加