PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

宗教の起源…ジュリアン・リース著、江川純一監修、小藤朋保・溝口大助訳

2026年3月11日 09時37分
宗教の起源

人類が誕生して以来、その歴史に刻まれてきた儀礼・神話・象徴・信仰のありようを、約400点のカラー図版と共にたどる。宗教史学、文化人類学、自然人類学、考古学などの成果を組み合わせることで、宗教の本質とその多様な「顕れ」の探究を試みている。

本書はホモ・サピエンスだけでなく、ネアンデルタール人、ホモ・エレクトス、さらには200万年前のホモ・ハビリスまで先史時代をさかのぼり、聖なるもの、儀礼や神話、葬送、芸術、呪術、聖所、信仰といった主題を考察している。歴史時代以降は、いわゆる四大文明をはじめ、インド=ヨーロッパ語族の諸民族、ゾロアスター教、一神教の成立などを扱う。その範囲は広範に及ぶが、著者は、人間はいつの時代も「聖なるもの」が存在すると信じる「ホモ・レリギオースス(宗教的なヒト)」であったという認識を立論の柱として、宗教の始まりと展開について論考している。

ほぼ全てのページに収録されている写真も本書の大きな魅力の一つ。洞窟壁画や神殿、神像などの貴重な資料を高画質で掲載している。加えて、写真には宗教史学が興った19世紀以後積み重ねられてきた研究を踏まえた解説が付いており、読者の関心を深める有意義な構成となっている。

定価6160円、国書刊行会(電話03・5970・7421)刊。

死の講義 二十歳の死生観 思考を言葉にする手法

死の講義 二十歳の死生観 思考を言葉にする手法…鵜飼秀徳著

4月24日

著者は8年間にわたって3千人を超える大学生に「死とは何か」というテーマを与え、学生たちはそのことについて自ら考え言語化した。年齢は18歳の1年生が7割、3割は2年生以上。…

踊る菩薩たち おしゃべり僧侶の仏教奇譚

踊る菩薩たち おしゃべり僧侶の仏教奇譚…岡田文弘著

4月23日

「『法華経』は今読んでなお斬新で面白い、立派な『文学作品』である」との信念を持つ著者が、法華経が持つ摩訶不思議な面白さを、幅広い層の読者に向けて紹介する仏教エッセー。法華…

声明理論の形成過程 平安・鎌倉期を中心に

声明理論の形成過程 平安・鎌倉期を中心に…澤田篤子著

4月22日

「声明」という語は音声・言語に関わる学問領域を指す語だったが、平安末期に「梵唄」に代わる語となったという。歴史的には天台・真言の漢語・梵語の声明を前提に、伝統的音律論が中…

文化財盗難の多発 防犯対策、意識啓発を(4月22日付)

社説4月24日

意図的風化 原発事故・震災被害巡って(4月17日付)

社説4月22日

ふつうの国とは 重要なのは対話による外交(4月15日付)

社説4月17日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加