PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

仏教離信者

〈コラム〉風鐸2026年4月22日 15時13分

アメリカのピュー研究所は最近「なぜ仏教は世界的に縮小しているのか?」という研究員のリポートを公表した。同研究所の調査によれば、2010年には世界中で推定3億4300万人が自分を仏教徒と認識していたが、20年時点では3億2400万人に減少したという◆同じ10年間に世界人口は12%増加し、キリスト教やイスラム教など他の宗教グループも信者数を増やした。この結果、仏教徒が世界人口に占める割合は4・9%から4・1%に下落した◆こうした仏教の「縮小」の背景についてリポートは、仏教徒の約4割が中国、日本、韓国、台湾、香港の5地域に住み、この地域は年齢中央値が高く、出生率が低いこと、さらに多くの成人が子ども時代の宗教を離れていることを指摘する。当該5地域で10年間に仏教徒は3200万人減少したという◆日本の仏教にとって問題は「成人後の離信率」だろう。つまり親の世代の信仰が子の世代に伝えられていないことだ。一方で、ネガティブな「宗教2世問題」も無視はできないが、日本の宗教伝統を次世代に伝えるために幼少時の宗教環境を豊かなものにする努力が求められている◆欧米の宗教観では「仏教からの離信者」と捉えられる、無宗教を自認する若い世代に、釈迦の教えを仏教の真理としてもっと積極的に浸透させていくことが課題だ。(津村恵史)

血の相続

8月19日

「皇室典範」の一部を改正する法律が成立した。「皇族数の確保」と聞けば戦後間もなく大宅壮一氏が出版した『実録・天皇記』を想起する。「戦後強くなったのは女性と靴下」など社会風…

事業評価の意識

8月5日

最近、地域の非営利団体等に融資・助成するコミュニティーファンド・東近江三方よし基金の山口美知子事務局長を取材した。成果を数値化しにくい非営利組織の事業評価の手法を知りたか…

弱くても

7月29日

高校野球の東東京大会で先日、一部から熱く注目された好カードが行われた。開成対日比谷。全国的に知られる進学校同士の対戦だ◆開成高の野球部は書籍『弱くても勝てます』で紹介され…

「いのち」を祀る 靖國・護國は遺族の神社か(8月7日付)

社説8月19日

「多数」のおごり 一内閣で国の形を変えるのか(8月5日付)

社説8月7日

二重疎外者への支援 「宗教二世」問題から(7月31日付)

社説8月5日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加