PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
中外日報社「宗教文化講座」

前兆の神秘…水魚道人著

2026年6月18日 09時10分
前兆の神秘

現在からちょうど100年前の1926年に書かれた一冊。科学万能の世が到来したと考えられていた当時、いわゆる「虫の知らせ」や「夢知らせ」などの不思議な吉凶禍福、「前兆」の類いを、人々はどのように認識していたのか。著者は冒頭で「世に偶然の出来事なし」と表明し、様々な不可思議な現象の具体例を挙げて考察していく。

日食月食、不知火や蜃気楼の仕組み、「優曇華の花」の正体(ウスバカゲロウの卵)は100年前当時にはすでに科学的説明のつく現象だったが、それより数百年前には説明しかねる不可解な事象だった。著者はこのことを根拠に、現在の知識程度では立証できない神秘的な物事も科学の進歩によって数百年とたたずして説明できるようになるかもしれないとして「『まったくない』と断定するのは早計」と主張する。

迷信を迷信と一笑に付すことなく、世界的な話題となり盛んに議論されたツタンカーメンの呪いやスピリティズム、自然現象の怪、占い、夢の不可思議などについて科学や天文占術など多角的な視点から触れている。不可思議を盲目的に迷信するのではなく、また全て否定するのでもなく、何事も探究、究明せんと挑む著者の姿勢には、現代の我々も見習うべきものがある。

定価3300円、国書刊行会(電話03・5970・7421)刊。

鈴木大拙――世界の禅を生んだ男

鈴木大拙――世界の禅を生んだ男…碧海寿広著

7月10日

20世紀後半に日本の禅はアメリカを中心とする西洋世界に幅広く受け入れられた。この「禅の西洋化」の過程で最も重要な役割を果たした鈴木大拙(1870~1966)の生涯と思想を…

語りえぬものを語る 禅の言葉と思想

語りえぬものを語る 禅の言葉と思想…何燕生、ウィッテルン・クリスティアン、古勝隆一編

7月9日

京都大人文科学研究所の共同研究「語りえぬものを語る行為とその思想表現に関する学際的研究―禅の言葉と翻訳を中心課題として―」の成果をまとめた一冊。不仮文字、不立文字などで知…

茶道のバイブル「普斎書入『茶道便蒙抄』」を読む

茶道のバイブル「普斎書入『茶道便蒙抄』」を読む…筒井紘一著

7月8日

茶道宗徧流の祖にして千宗旦の愛弟子である山田宗徧が著したわび茶についての指南書を、同門の杉木普斎による書入、茶道研究の第一人者の著者による解説を添えて翻刻した。点前をはじ…

戦犯者の叫び 戦争の不合理を繰り返すな(7月8日付)

社説7月10日

急ぎ足の憲法改正論議 初心を忘れてはならぬ(7月3日付)

社説7月8日

ツーリストシップ精神 互いの尊重、思いやりを(7月1日付)

社説7月3日
「墨跡付き仏像カレンダー」の製造販売は2025年版をもって終了いたしました。
長らくご愛顧を賜りありがとうございました。(2025.10.1)
中外日報社Twitter 中外日報社Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加