PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR
2024宗教文化講座

日本で約20年暮らすウクライナ人歌手・作家 エバ・ハダシさん(47)

ほっとインタビュー2022年11月8日 13時21分
日本で約20年暮らすウクライナ人歌手・作家 エバ・ハダシさん エバ・ハダシさん=本名は須田エフゲーニヤ。1975年、ウクライナの首都キーウ(91年まではソ連領)で生まれる。少女時代に父に連れられてフィンランドを訪れたのがきっかけで海外の言語や文化に興味を持つようになる。国内で専門家が少なかった日本に着目し、キーウ国立大で日本語や日本の文学を学んだ。留学先の米国バークリー音楽大で後に結婚する日本人と出会い、2003年に来日。2児の母となる。17年には自伝小説「ウェスタン芸者」を発表。歌手や通訳としても活動する。

ウクライナ出身の歌手・作家で、約20年間日本で暮らす。大阪府八尾市のコミュニティーラジオFMちゃおで今年7月から放送中の30分番組「ウクライナのアイデンティティ」のパーソナリティーを務め、ロシア軍の侵攻を受ける母国からの避難者に有益な情報を提供している。敬虔なキリスト教の正教徒でもあり、どんな困難にあっても祈りを欠かさず、教えに沿った言動を取る大切さを訴える。

岩本浩太郎

今年2月24日に始まったロシア軍のウクライナ侵攻は世界中に衝撃を与えました。半年が過ぎても終わりが見えません。

エバ 今もまだショックです。全世界はロシアを止めることができませんでした。テレビやインターネットを通じて、世界中が戦争の惨劇を知っているにもかかわらず、それでもロシア軍が遠慮なく続けていることに大きなショックを感じています。

さらに残念なことは戦争に直面したウクライナ人の中には武器や爆弾のことばかり考えるようになり、お祈りを忘れてしまっているケースが見受けられることです。

ウクライナは人口の約9割が正教徒とされ、世界でも有数の正教徒の多い国です。戦場では武器を持って戦うと同時にお祈りもしないといけません。たとえ平和になったとしても神様を忘れてしまう生活を進めるのであれば、それは何のための平和なのでしょうか。

例えば、プーチン(大統領)に対してでさえも汚い言葉を吐くことは許されません。常に自らの言動をフィルターアウト(浄化)しないといけません。神様を忘れて罪を重ねる民族になってしまってはいけません。

大変厳しい戒めです。実際に危険が迫ったとき、人間はどうしても弱さを露呈するものではないでしょうか。

エバ もちろん、目の前で起きた戦争にはやはり戦うしかない。しかし、考えや行動は正教の教えに近づける努力が必要です。

私たちの魂は神様の一部であり、どんな困難にあっても、その魂の成長を忘れてはいけません。聖書には敵を愛するとまで書かれています。戦争はとても大きな誘惑ですが、その誘惑に負けずに持ちこたえてほしい。それぞれの立場で戦うとしても自分のモットー、魂の大切さを見失わないでほしいのです。

お祈りは戦場でもできる。「主よ、憐れみたまえ」。これは正教徒の最も簡単な祈りの言葉です。これだけでも唱えることが大切です。…

つづきは2022年10月12日号をご覧ください

仏教や日本の祭礼を描き続ける水墨画家 傅益瑶さん

仏教や日本の祭礼を描き続ける水墨画家 傅益瑶さん

2月21日

中国と日本、両国の文化や歴史、芸術への造詣を深めてきた。その傍らには常に父の言葉や教えがあり、多くの師との出会いを経て、自らの水墨画の技法を確立。東京都立川市にアトリエを…

子ども食堂を支援する社会活動家 湯浅誠さん

子ども食堂を支援する社会活動家 湯浅誠さん

1月25日

全国こども食堂支援センター・むすびえを2018年に設立し、子ども食堂の普及に努める。子どもが主な対象の無料もしくは低額の食堂だが、様々な人が集まる地域コミュニティーの土壌…

無縁墓巡りを主宰する 陸奥賢さん

無縁墓巡りを主宰する 陸奥賢さん

12月26日

2011年から大阪市内の無縁墓地やその跡を巡る「大阪七墓巡り復活プロジェクト」を主宰する。江戸時代に行われていた風習「大阪七墓巡り」を追体験するもので、大阪の庶民の「無縁…

AI技術暴走の危惧 宗教界からの倫理提唱(2月28日付)

社説3月1日

瞬発力ある災害支援 日常からの行いが奏効(2月23日付)

社説2月28日

過疎地置き去りの悲劇 東京一極集中の裏返しだ(2月21日付)

社説2月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加