徳の高い僧侶の伝記を収録した高僧伝の中でも、中国仏教史を研究する上で必須の資料とされるのが、道宣(596~667)が撰じた『続高僧伝』。本論集は複数の系統の写本・刊本から…
戦後間もない1948年に鶴岡八幡宮から創刊された神道の総合雑誌『悠久』が2度の休刊を経て、2024年に鎌倉の歴史・文化を考察する同宮の情報誌『悠久』(フリーペーパー)とし…
著者の徳富蘇峰(1863~1957)は『国民新聞』などを刊行して言論人として活躍した。熊本洋学校から同志社英学校に学び、青年期には自由民権運動に関わったが、三国干渉を機に…
曹洞宗寺院の住職、自殺対策に取り組むNPO法人の代表として、長年にわたって苦しみを抱える人と向き合い続けてきた著者が、不幸な現実に直面しながらも前を向いて歩み始めた人たち…
本書は一休研究の基礎史料『一休和尚年譜』の詳細な訳注である。弟子によって編纂された年譜には、全く記述のない年次や年紀と合致しない内容も多く見られるため、著者は一休自身の著…
仏教やキリスト教など伝統的な宗教組織の弱体化、信仰を持たないと自覚する人々の増加が指摘されるが、その一方でスピリチュアルな習俗は偏在し、世俗化論に矛盾するような宗教と社会…