どんな人生にも波乱や風雪に見舞われる時がある。900年も昔の平安時代にもまた、源氏物語に描かれた一条天皇の内裏の有り様のように、栄華の頂点にあるかのような王侯貴族の生活を…
民俗学者として長年日本中を訪ね歩いてきた著者による、民俗学の入門書。ひと口に民俗学というと、古くから伝わる民話や信仰、文化習俗などを研究する学問だとイメージされがちだが、…
今年、大本山妙心寺塔頭霊雲院住職を退任した則竹秀南閑栖(88)が、自身の生涯を幼少期から振り返った自伝。父、則竹玄敬和尚が布教に赴いた台湾で誕生し、空襲にさらされながら戦…
本書は、現在の小中学生が学んでいる最新の「歴史」の定説を、かつての常識を提示しながら、何が、どう変わったかを解説していく。 かつて歴史は暗記科目だとよくいわれていた。何年…
仏教に「日観想」という行法がある。西の空に沈む夕日を観じて西方の極楽浄土を思う伝統的な修行法で、彼岸の時期に行われる大阪・四天王寺の日想観は広く知られる。 定価3960円…
「名もない女性たちの信心がいつの時代も宗教を支えてきた」という一言に著者の思いが凝縮されている。男性中心の基準で制度化された宗教世界から排除されてきた女性の側から日本人の…