乳がんが肺に転移し、長く生きることはできないと宣告された著者が、物事の本当の価値に気付く。北海道の真宗大谷派西念寺の坊守となり、念仏と縁の深い人生を送ってきたが、がんにな…
日本各地の墓を幅広く紹介し、様々な墓の姿から日本人がどのように死者を悼み葬ってきたかに迫る。時代や地域、階層によって墓の在り方は大きく異なり、「墓の写真集」と呼べるほど多…
上巻は2010年に刊行。平安後期の醍醐寺僧を中心として、法流上重要なつながりのある人物を含む84人の密教僧を収録した。中巻はその4年後の14年に、鎌倉時代初・中期を対象と…
四国遍路のガイドブックは古くからたくさん世に出回っているが、どれも88カ寺の札所の由緒などの紹介が主体で、歩き方や道中の情報はあまり盛り込まれてこなかった。そこで、202…
タイトルにある通り、京都市立芸術大の美術学部教授による仏像史の講義をベースにした本である。仏教が広まりを見せる飛鳥時代に制作された我が国最古の仏像に始まり、奈良・平安・鎌…
「妙好人」とは、阿弥陀仏の本願を信じて念仏の生活を送る人を指す言葉で、浄土真宗における篤信者の呼称だ。日常生活における心の置き方、精神性に注目が集まり、近世以降になって各…