藤原摂関家はいかにして生まれたのか。古代天皇の評伝を手掛けてきた著者(京都女子大名誉教授)が摂関家誕生の裏に桓武天皇の「遺言」の存在があった可能性を指摘し、藤原北家の権力…
創価学会の信仰に基づく学問の形成を目指す創学研究所は昨年、設立5周年記念シンポジウムを催した。本書は「世界宗教」をテーマとした同シンポでの発表内容を中心に9本の論文を所収…
曹洞宗で親しまれる『従容録』は、臨済宗の『碧巌録』と双璧をなす禅籍だが、解説書や現代語訳も少なく、誰もが入手可能な書とは言えない。そこで、禅宗文献学に造詣が深く多数の業績…
本書は元法政大沖縄文化研究所教授の著者が、単なる神話ではなく実際に久高島で行われてきた国家祭祀とその意義について、80年代に自身が行った調査に加え、先行研究により蓄積され…
本書は、キリスト教神学の入門編である基礎神学のテキストだ。著者は実際にアメリカのヴァルパライソ大で教壇に立つ神学者であり、ルター派の牧師でもある。そんな神学研究の第一線で…
GHQによる天皇やキリスト教を巡る政策や情勢を考察し、保守の立場から「人間宣言」や「神道指令」を積極的に評価し直そうと試みる斬新な視点を提示する。 マッカーサーは「神から…