美と宗教の関わりを思索した宗教哲学者・柳宗悦(1889~1961)は「民藝運動」をけん引した人物としても知られている。著者は、中外日報社第19回涙骨賞の奨励賞受賞者であり…
京都文教学園理事長で仏教学者の著者が、ファンを自認する映画監督・是枝裕和氏の作品を語り尽くす。もっとも、単なる映画評論ではなく、是枝作品を仏教の視点から掘り下げる点が面白…
本図鑑では、古典文献研究者で綺陽装束研究所を主宰し「有職故実」に詳しい著者が、神道、仏教、修験道、道教と共に、現代に伝わる呪術的な儀式、行事、習慣、御札など様々な事象につ…
世界は「近代」を支えてきた資本主義や科学主義をベースとした社会制度や価値観からの大きな転換期を迎え、社会規範の変化を意味する「パラダイム・シフト」が急速に進んでいる。本書…
戦後80年の節目に戦死者慰霊碑の建立経緯や、慰霊行為の時代的変化を考察した一冊。幕末の水戸の天狗党らによる下仁田戦争の慰霊碑や、1945年の沖縄地上戦を巡る慰霊碑の形成過…
本書は江戸時代前期に刊行された日本初の図説事典、その初版初刷り本の復刻版である。1666(寛文6)年に京都の朱子学者・中村惕斎が著し、以後『〇〇訓蒙図彙』と題する啓蒙的な…