仏像には様々な種類、像容がある。主には如来・菩薩・明王・天に大別され、さらに細分化していくとその種類は数百とも数千ともいわれる。姿の違いだけをとっても実に奥深い。人々が仏…
あるフランス人が選挙に際してこう言ったという。「コレラとペストからマシな方を選んだだけだ」。ヴァイマル共和政末期、民主主義に半ばへきえきしていたドイツ人の大半も、同じよう…
地上にそびえ立つ塔は何を意味しているのだろうか? 層をなす塔に人は何を見、何を考えるのか――そんな問いから、塔の魅力や様態を考察した作品である。解明への道筋をなすのが、第…
仏教学者の桂紹隆・広島大名誉教授、護山真也・信州大教授、インド哲学研究の片岡啓・九州大教授が中心となって刊行した。12の論考を気鋭の学者が執筆し、ヴァイシェーシカ学派、サ…
著者は冠婚葬祭業を経営し、死別の悲嘆を癒やすグリーフケア活動にも熱心に取り組んでいる。その主張は「死者を忘れて生者の幸福など絶対にありえない」との一文によくあらわれている…
現在の寺院を取り巻く環境は「寺離れ」による向かい風だといわれるが、それは仏教が支持されなくなったのではなく檀家制度の崩壊に大きな要因があり、現代社会では寺院が能動的に行動…