イエスの死の意味 旧約の犠牲祭儀から読み直す…C.A.エバハルト著、河野克也訳
本2025年10月6日 09時37分

イエスはゴルゴタの丘にて磔刑に処された。彼は人類全ての罪を「贖う」ための「犠牲」となったのだ――。よく知られたキリストの受難である。それはキリスト教における最重要の犠牲祭儀だったのではないか。
犠牲祭儀は多くの宗教に存在する。ユダヤ教の燔祭やイスラム教の犠牲祭、古代ギリシャではよく牛が神殿に奉じられていた。本邦でも諏訪の神事などにその形が残されている。いけにえは、人と神とを接触させる手段として、筆の及ばぬ太古の昔からあり続けてきた。(全文は2025年9月26日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価3300円、日本キリスト教団出版局(電話03・3204・0422)刊。