全宗派対応 僧侶必携 すぐに使える法話実践全書…村越英裕著
住職向け実務誌『月刊住職』別冊で連載中の「すぐ使える法話セミナー」を基に、大幅に加筆修正した。説法する上で直面する「うまくまとめられない」「何を話せばいいのか分からない」といった悩みを解消するノウハウを、13宗派ごとの法話例と共に収録。どのような場面でも聴く人の心に響く法話を作り、話すための基本を押さえることができる実用的な一冊だ。
宗派別の教義の語り方や戒名・法名・法号法話の作り方、釈尊や宗祖の生涯、日常に生かせる仏教用語の解説、簡単な修行の紹介、ユーモラスな「いい話」、四季折々の歳時記的な法話など様々な状況に対応し、アレンジを加えればすぐにでも応用できる実例が列挙されている。
著者は「仏教の教えは『わかってもらう』ものではなく『気づいてもらう』もの」だと言う。ダイエットの失敗談やつい放置してしまった冷蔵庫の奥の食材、テレビ番組などの身近な出来事をたとえに用いるなどして、仏教を「翻訳」することも大切だと説く。それは仏教を日常生活に「あてはめる」のではなく、暮らしの中から仏教を「感じ取る」ことができるよう、教えを現代へ「橋渡し」するということであり、人々の心に釈尊や宗祖の教えを届けることが法話の役割だとも語る。
定価5500円、興山舎(電話03・5402・6601)刊。



