清原淨田氏(山形市・天台宗立石寺前住職)
おくやみ2025年12月10日 13時01分
清原淨田氏(山形市・天台宗立石寺前住職) 11月10日死去、97歳。葬儀は12日午後2時から山形市鉄砲町2-21-25のセレモニーホール山形で、清原良田・中性院住職の導師により営まれる。喪主は遺弟の清原正田住職。
1928年、山形市生まれ。38年に得度。大正大卒。56年に28歳で立石寺69世の法灯を継いだ。根本中堂(重要文化財)の解体修理を完成させ、灌室を再興。宝物殿を新築した。地元の観光協会と協力して広く参詣を呼び掛け、東北を代表する観光寺院として全国的に知名度を高め、寺院運営の基盤を確立させた。96年に山形県観光事業功労者表彰を受賞。2012年まで55年間住職を務めた。
戦中、少年飛行兵に志願し入隊したことから戦没者慰霊に熱心に取り組み、フィリピンやカンボジア、ラオスなどを幾度も訪問。回向を重ねるとともに校舎や公民館、農業施設などを寄贈した。
天台宗宗務監査員のほか山形教区の宗務所長、布教師会会長など宗門役職を歴任。大僧正。日中友好天台宗協会参与、山形県宗教者懇話会初代会長、茶道裏千家淡交会山形支部長なども務めた。





