近代日本の仏教思想と〈信仰〉…呉佩遥著
本2025年9月3日 09時14分

本書の目的を、著者は「近代日本の『信仰』概念の本格的な検討をおこなうもの」と述べている。第1章では近代日本の渡欧僧の一人、島地黙雷に着目し、明治初期の時代思潮の中でいかなる信仰論が展開されたかを解明する。第2章では明治中期の仏教改良論と「信仰」との関わりを検討し、第3章では「迷信」に焦点を当て、それが「信仰」の確立にいかなる影響を与えたかを考える。(全文は2025年8月29日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
定価3300円、法藏館(電話075・343・0458)刊。