【特報】天台宗通常宗議会 機構改革・大辞典に質問相次ぐ 細野宗務総長、就任から1年/機構改革 基本姿勢・組織展望ただす 検討委3部門の増員提案/天台学大辞典 借地契約3年延長根拠は 編纂室3年後の刊行目指す/諸設備の改修 行院・叡山文庫が老朽化 今後の修繕予定問う 叡山学院の窮状訴え
2025年12月2日 09時48分
天台宗は10月21~23日、第159回通常宗議会(大澤貫秀議長)を大津市の天台宗務庁で開いた。今年度の歳入歳出予算など22件の議案を全会一致で可決、承認した。細野舜海宗務総長が就任して約1年を迎えた今次宗議会では、機構改革や天台学大辞典刊行といった阿部前内局から引き継いだ事業の進捗に関する質問が相次いだ。また、宗務庁舎の老朽化に伴う設備改修工事費用として天台宗務庁庁舎管理積立金から8500万円を支出し、庁舎を修繕することを踏まえ、総本山比叡山延暦寺にある宗派の教師養成施設である行院や法嗣養成の専門学校である叡山学院、文化財級の書物を多数所蔵する叡山文庫(いずれも大津市)の老朽化を心配する質問なども出された。(詳細は2025年11月28日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)






