ホロドモール犠牲者を追悼 宗派超え祈り捧げる 東京・聖オルバン教会
2025年12月1日 09時46分
1932~33年にかけて旧ソビエト連邦のウクライナ地方で起きた飢饉で1千万人ともいわれる人々が餓死し、旧ソ連がウクライナ民族に対して人為的に引き起こした大量虐殺(ジェノサイド)だったとされる「ホロドモール」の犠牲者を悼む合同祈祷式が11月22日、東京都港区の日本聖公会オルバン教会で営まれた。
合同祈祷式は、日本のウクライナ正教会組織の「聖ユダミッション」が主催し、駐日ウクライナ大使館のユーリ・ルトビノフ特命全権大使が臨席。
ユーリ氏は挨拶で「ロシアの侵攻が始まってから4回目のホロドモール追悼記念日を迎え、宗教、民族の違いを超えて祈りが捧げられたことに感謝したい。かつて旧ソ連の独裁政権は人為的に飢饉を起こし、食料を絶ってウクライナ民族を滅ぼそうとジェノサイドを行ったが、今のロシアのプーチン政権も侵略戦争により同じことをしている。戦争犯罪者は裁かれなければならない」と強く訴えた。(詳細は2025年11月28日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)






